• 221号／今年の株主総会では…（27日）
• 220号／2年半ぶりの経験（20日）

2022年6月27日／221号　今年の株主総会では…

猛暑日さなか、区民農園で長時間かがんで作業。立ち上がった際、思わずフラッとめまいが…木陰で涼み、水分補給で難を逃れました。皆さんもご注意を。メルマガ220号（2年半ぶりの経験）へメッセージをいただきました。ありがとうございます。

 

『私も持ってますよ、ゴールデンボール２個。いつも身に着けています。中古の買い取りって、だいぶ違いますね。経験則から、クルマの場合は以下になります。

　①同じメーカーのクルマを買い替える場合（例トヨタ→トヨタ）は、ディーラーに任せるの　　　　　が一番。理由は、値引きダウンと下取りアップの両方を期待できるから。

②違うメーカーに買い替える場合（例トヨタ→日産）は、クルマ買い取り専門店売却するのが有利。ただし、買い取り店によって得意不得意があるから、数店舗で比較すべし。

 てなことで、奥様の品物も、買い取り店のスタンスや得意不得意があるから、今回は比較して良かったということでしょう。今週23日は株主総会です。よってずっと出社。そんじゃまた。』

 

『おはようございます。〇〇です。ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか。私は海外旅行に行けず、くすぶっておりますが、花見と紅葉見物で、京都に行くのが楽しみになりました。再雇用の身となり、自由に有給休暇が取れるようになったこともあり、平日にゆっくり回っています。

 

さて、株主総会の話になりますが、わが社の株主総会も無事に終わり、ホッとしています。70分程度でしたが、質問も10個以下と例年通り穏やかでした。私は質問役を仰せつかっておりましたが、他の株主の方々の質問が多く、発言する機会もなく終わりました。

 

もう20年ほど出席していますが、裏方の皆さんのご苦労は人知れずですが、大変です。いつも終わるとご苦労さんと声をかけるのが儀式ではなく、心からお伝えしています。たった1時間ほどのために、何度予行演習をしているのでしょう。この先はオンラインになって、彼らが楽になると良いですね。私は楽しみがなくなるので、望んでいませんが…（後略）』

 

『やっと旅行に行けたのですね。島根観光を十分堪能できてよかった。宍道湖の夕陽は少し残念でしたね。日本の歴史からすれば、江戸時代までは日本海側にはロシア、中国、韓国からの文化が流入して栄えていて関東地方に外国文化が来るのは黒船来襲まで無かったもんね。

 

当方は、〇〇の株主総会行きましたが、消毒、体温測定、大きく間隔を開けた椅子で冷房が効き過ぎた寒い会場で無機的、機械的で人間的な雰囲気のない総会でした。

 

会場からの質問が5件ほど。その前に事前質問の回答が有りましたが「本当の質問かなぁ〜会社が自作したのでは？」と思わせるような良くできた内容でした。会場から「社外役員の方から見て〇〇の印象を話して欲しい」があり、どうするのかな？と思っていたら（社外取締役の）A社✕✕会長が「判断が速く、行動も速い」と丁寧に回答されたことが印象的でした。（後略）』

 

この時期、株主総会トピックスははずせません。今年はリクルートホールディングスの株主総会です。同社には40年近く前にお世話になったことがあります。就活時に「就職ジャーナル」誌の模擬面接ロールモデルに採用されました。当時はとても目立った総ガラス張りの本社ビルが新幹線から見えた時、「スゲ～これが東京かぁ」と感動したのを覚えています。

 

同社は、時価総額7兆円、株主数7万人の日本を代表する成長企業の1社であると思うのですが、21日に開催された総会は意外にも地味なものでした。コロナ流行後にバーチャル総会やハイブリッド総会を導入する企業がありますが、同社はリアル総会です。規模は100名超が入場すれば満席になるような会場でした（実際の来場株主数も目算で100名前後）。これは言うまでもなくコロナ対策を意識してのことですね。代わって事前にウェブサイト上で経営戦略・事業報告の動画（合計40分程度）や株主からの事前質問に対する回答を公開しています。総会当日には、動画を再編集して使用してました。

 

総会の見ものは株主と経営陣の質疑応答。事前の質問を受付け、その回答を公開していたわけですが、どんな展開になるのだろうと見守っている中、合計5名から手が上がりました。最初の男性はリモートワーク率について、二人目（男性）はウェブ対応などコミュニケーションに不信感を感じるが…、三人目（男性）景気悪化局面でのHR Techの対応、四人目（男性）為替ヘッジについて、五人目（女性）女性管理職比率と目標についてでした。ウェブサイトに公開された事前回答（株価下落への対策、株主還元策、サイバー犯罪対策、中長期経営目標等々）へ被るものはありませんでした。何だか出来過ぎと感じてしまうなぁ。同社のやり方は、多くの質問に回答するには合理的なのでしょうが、個人的には事前回答の内容こそ経営者の肉声で聞きたいと思ってしまう。今後、株主の代替わりが進むにつれこのような総会が増えるとすれば、オールド株主には寂しい限り。皆さんの会社の総会はいかが？それではまた次回！

2022年6月20日／220号　2年半ぶりの経験

近所の商店街に中古品買取店があります。妻のお古のバッグなど3点持ち込みました。最初の店では価格がつかずにガッカリ。が、2件目では3点まとめて買い取ってくれた。捨てるつもりだったのに1200円の値段がついた。内訳を聞くと「〇〇〇柄（何言ってるかわからない（笑））のバッグは1000円、他2点は各100円とさせていただきました」とのこと。まさにサプライズ！

 

2件のお店の親会社は共に上場企業。最初のお店は、折り込みチラシが時々入ってくるし、お店も華やかに飾っている。2件目はその真逆。今日休みかも、と入るのを一瞬迷うくらい地味です。担当者の対応も大違い。最初のお店は、その担当者の目利き力が全てといった印象。一方、2件目は査定基準が明確（＝即、写真撮って送っていた）で、持ち込んだバッグはいわゆる数モノとよばれる範疇のオークション用に引き取られたらしい。時価総額を調べると、2件目は最初の3倍ついていた。なるほどなぁ～と妙に納得したのでした。

 

さて今週、多くの3月期決算企業では株主総会が予定されていると思います。最後の詰めでピリピリされているところへ恐縮ですが、一旦忘れてリフレッシュしていただければと思います。コロナ禍も落ち着きを見せる中、国内旅行しました。2年半ぶり（いやそれ以上かも）に飛行機に乗り島根へ2泊3日の旅行です。初島根ということで定番中の定番を訪問。

 

◆松江城

国宝に指定されている5城のうちの一つ（他は姫路城、彦根城、犬山城、松本城）。天守閣は5階立て。4回ほど急な階段を上がると遠くに宍道湖を臨む絶景が広がります。4階には箱便所といって藩主専用のトイレがあった。ここからどんな風に用を足していたのかと想像してしまう。

◆宍道湖

日本で7番目に大きな湖。ここで獲れたシジミが朝食の味噌汁に入っていたけれど、軽く通常の二倍はありびっくり。全国屈指の夕日の名所としても有名。毎日、夕日指数を公表しているほど。旅程中、最も天気がよいと思われる日を夕日鑑賞にあてた。日没（午後7時23分）直前までは完璧だったのに、7時過ぎた頃から急に雲が…テラス席や遊歩道へ集まっていた人は、不完全燃焼。一様に残念がって帰路についたのでした。

◆出雲大社

島根と言えば出雲大社。人生初出雲だけど、そもそも出雲大社は自らの意志で訪れるものではなく、（出雲大社が）呼んでくださったから訪れるもんなんだそう。とうとうお呼びがかかったということか（笑）。大国主命（おおくにぬしのみこと）の因幡の白兎伝説は、皆さんも一度は聞いたことがあると思います（写真参照）。では、大国主命が神様になる修行中の話ってご存じですか？

私は始めて知りました。それが、大国主命の目の前に現れた「幸魂奇魂（さきみたま くしみたま）」の話です。石碑には「幸魂奇魂の「おかげ」をいただいて神性を養われ「ムスビの大神」になられました」と記されていました。これも百聞は一見にしかず。写真をご覧ください。はい、「幸魂奇魂」をゴールデンボールで表していることに衝撃を受けました（笑）。

せっかくここまで来たのだからと、稲佐の浜まで足をのばしました。古事記や日本書紀の神話の舞台となった海岸です。そこでひときわ目立つのが弁天島。島というくらいですから、かつては沖にあったのですが、この数十年で砂浜化が進んで歩いて行けるようになったそう。近くで見られるようになったことを喜んでいいものやら？

◆一畑電鉄

宿泊地松江と出雲大社間は、一畑（いちばた）電車を利用するのがお約束。一畑グループは、他にバス、ホテル、百貨店なども経営する地元の名門企業。電車は、同区間を60分かけてのんびり移動します。ガタンゴトン、ガタンゴトンという単調な音と揺れの繰り返しにいつとはなく寝入ってしまう。が、時より目の覚めるような景色があったりします。

 

 

◆足立美術館

今回の旅行中、一番の楽しみに期待して安来市を訪問。美術館ゆえ絵画が展示（横山大観コレクションなど）されていますが、同館を有名にしたのは、何といっても米国の日本庭園専門誌＜数寄屋リビングマガジン／ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン＞誌で全国約1000か所の庭園から19年連続で日本一に選ばれたこと。お天気はあいにく曇天でしたが、それでも評判通りのヤバイ庭園でした。全国に高名な庭は多々ありますが、ここと比べると箱庭のように感じてしまうのは私だけ？もちろん広大であるだけでなく、庭毎のテーマが明快でわかりやすいのもグッド。また、随所に風景をとりこんだ額縁絵のような遊び心もあり、こういうのってアメリカ人に特に受けるのだろうな。写真でしかお伝え出来ず残念ですがご覧ください。それではまた次回！