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2022年5月

  • 219号/決算説明会、ここに注目!(30日)
  • 218号/学びたいことは何?(9日)

2022530日/219号 決算説明会、ここに注目!

東京は週末、いきなり夏日になりました。今日(29日)は30℃まで上がりそう。さて、決算発表のピークは過ぎましたが、決算説明会は連日開催されており、これから開催予定の皆さんは終了まで気の抜けない毎日だと思います。説明会はディア・マスターズのクライアントが株主・投資家へある意味、IR活動の成果を発表する場であり、またクライアント候補企業の現状を理解する大切な場でもあります。

 

5月は今日、明日を残すのみですが、10日から27日まで(稼働日14日間)に私が出席した23社の決算説明会を振り返ってみたいと思います。単純平均すれば1日当たり1.6社ですが、実際は集中日には14社という日もありました。そんな日は、ちょっと他のことまで手が回りません(汗)。

 

最初に23社の属性は以下のとおりです。

◆市場別:プライム11社(48%)、スタンダード8社(35%)、グロース4社(17%

◆セクター別:4社=情報通信、3社=機械、サービス、小売り卸売り、2社=輸送用機器、電 気機器、1社=化学、食料品、陸運業など6セクター。

◆時価総額:単純平均値=210億円。最大が1359億円、最小が24億円。

 

皆さん関心をお持ちだと思いますが、23社の今期業績見通し(利益は営業利益)は以下のようでした。

増収増益:14社(61%

増収減益: 5社(22%

未公表 : 4社(17%

 

5社の減益予想の要因は、中国ロックダウン、急激な為替変動、材料調達難や材料価格上昇、価格改定するも原材料高影響は避けられない等々。ちなみに未公表4社のセクターはばらばらですが、共通点はいずれもBtoCビジネスであること。コロナに加え、ロシア・ウクライナ問題や円安など不確定要素は理解しますが、投資家視点に立てば何らかの見通しはやはり必要なのではないでしょうか。

 

 

今回、決算説明会の案内に注目し、44日(月)から518日(水)の間にディア・マスターズが受け取った決算説明会案内について分析をしました。同期間中、26社から案内をいただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。26社の属性は以下のとおり。

◆市場別:プライム11社(42%)、スタンダード14社(54%)、グロース1社(4%

◆セクター別:7社=情報通信、4社=小売り卸売り、2社=機械、金属製品、化学、サービス、建設業、1社=輸送用機器、電気機器など5セクター。

◆時価総額:単純平均値=351億円。最大が2021億円、最小が23億円。

 

26社について4つの点を整理しましたので順番に見ていきましょう。

(1) 説明会案内の発信元

自社  :18社(69%

自社以外: 8社(31%

 (2)説明会の何日前に案内を発信?

単純平均すると21日前に発信。

 (3)説明会申し込み方法

指定メルアドへ返信 :17社(65%

指定URLへ事前登録:12社(35%

 (4)説明会方式

リアル  :13社(50%

オンライン: 5社(19%

両方   : 8社(31%

 

まず(1)ですが、自社発信している会社が7割です。自社発信されている7割の皆さんにとって特に重要なことは出席率を向上するための案内発信後のフォローアップですが、どうされていますか?出席率が伸び悩んでいるならばディア・マスターズへご相談ください。

 

(2)の何日前に案内を発信?ですが、最も早い会社で39日前、遅い会社では何と前日!です。ほんとです(笑)。ディア・マスターズではできれば1か月前、遅くとも3週間前には案内を発信することをお薦めしているので、ほぼそれと合致しています。(3)説明会申し込み方法ですが、合計すると29社になるのは、3社が両方で申し込み可能となっているためです。

 

最後(4)はオンラインのみでの開催が5社(=19%)でした。約8割の会社がリアル(両方を含む)で開催していることになります。コロナによる縛りが緩和される中、説明会もリアル開催が戻りつつあると実感します。リアル大好き派の私にとっては嬉しい限り。とはいえ、「入場制限」「座席に限り」「112名」「マスク着用」等の注意喚起が案内文から消えることはありません。ちなみに前段でお話した私自身が出席した23社ですが、22社はリアル、1社のみオンラインです。オンライン参加した会社は両方で開催しており、当日リアルでは参加不可であったので、助かりました。

 

説明会開催するにあたり内容自体は、最も重要な要素であること申し上げるまでもありません。一方、同様に大切であるはずの説明会案内については、振り返ることなく従来のやり方を踏襲している会社が多いのではないでしょうか。説明会の入口となる案内を今一度見直すことで新たな気づきが得られると思いますよ。不明点などあればいつでもお問い合わせください。それではまた次回!

202259日/218号 学びたいことは何?

メルマガ217号(4月27日付、ロシア・ウクライナに関する開示)へメッセージをいただきました。ありがとうございます。

 

『(前略)吉野家HDの件ですが、板倉さんのおっしゃる「吉野家愛」の欠如という点、まさにその通りだと思います。どれだけ優秀な人物か知りませんが、「しょせんよそ者には郷土愛が足りない」ということを身をもって証明してしまいましたね。大変残念です。問題はこういう人物が、自社の説明会等ではなく、早稲田の公開セミナーで講師として招かれていたという事実です。実は私、この早稲田のセミナーとても魅力的に思えて、自費でも受けに行きたいと思っていたほどでした。(中略)あと、板倉さんが、企業のIR担当に警告を出していたのもさすがと思いました。以前、アナリストと対話した時に、あるアナリストが、「会社を愛しているIR担当者とお話かがしたい」というようなことを言っていました。いまさらながらうなづけるご意見です。(後略)』

 

 

『ヤバいぞ!私いつも投資家等に「おまえパーだな、そこの窓から飛び降りてアタマをカチ割って作り直して来い!」とか、「そこのテムズ川を泳いで往復してこい」とか外人にも言ってるし。でもね、そのおかげか次回以降の取材のときも「〇〇さん指名」って言ってくれるから

嬉しい。この人(=吉野家常務のこと)アタマおかしいですよ。板倉さんの指摘のとおり、自社製品や商品に愛着を持てば、こんな言い方は絶対にしない。クビになって当然です。』

 

 

GWはどのように過ごされましたか?私は春・夏野菜の植え付けに区民農園へ3回ほど通いました。トウモロコシ・大根・春菊は種から、ナス・トマト・サツマイモは苗を植えました。がっかりなのは、契約期間満了前に廃園が決まったこと。そのせいで来年3月までの利用が9月末までに。契約上、区長がやむを得ずと認めた場合は利用承認を取り消せるんだと。お隣さんと話をするとどうやら地主の相続対策らしい…ベランダ育成のワイルドストロベリーは想定以上の豊作で収穫期を迎え、毎朝ヨーグルトへ放り込んで食べてます。見た目は写真のとおりどれも可憐ですが、味は甘いのもあれば、酸っぱいのもありバラツキが大。

 

 

 

農園へ通った他は自宅にこもり、読書に勤しみました。還暦という年齢のせいか、はたまた自分の意志でコントロールできる時間が増えたせいかはわかりませんが、「学び直し(リカレント)」に関する本を目についたものから手当たり次第という感じです。

 「定年後知的格差」時代の勉強法(櫻田大造、中公新書)

定年後に怖いのは経済格差より知的格差という文句に惹かれて一読。大学・大学院の活用術などを紹介。大学(院)も含めて学び直しには様々なアプローチがあると認識。

②定年後の居場所(楠木新、朝日新書)

定年後、男性は(会社に代わる)自分の居場所を見つけることが重要という筆者の言葉に

   納得。ちなみに女性は、一緒にいる友達という。

     ③盾と矛-2030年大失業時代に備える「学び直し」の新常識(ロバートフェルドマン,

     幻冬舎)

鋭い視点での分析はさすがですが、ご自身のお仕事の宣伝臭がプンプンしてきました。

④ 年齢不問!サービス満点1000%大学活用術(花岡正樹、中公新書)

一般の人に向けた大学のサービスや取り組みを具体例とともに紹介。大学は関東圏より関西圏を詳しくリサーチ。各章最後に大学の情報リストが整理されているのは便利。

⑤ 養老院より大学院(内館牧子、オーディブル)

こんな学び直しができれば最高に違いないと思える内館さんの実録記。東北大学大学院へ大相撲研究のため入学。3年間ほぼ仕事を断ち、学業に専念(スゴイ!)。男子学生の<喜び組>を組織し自ら将軍様として君臨するところでは思わず笑ってしまった。

 

いずれも200ページ程度でお手軽に読める本ばかり。各書の感想は上述のとおりですが、私はどうやらリカレントの一丁目一番地とすべき「何を学びたいか」が明確ではないことがわかりました。自由になる時間を無駄にしたくはないとの生まれながらの貧乏性的性格がそうさせたようです。手段が目的化しないようにせねばなりません。加えて、大学・大学院というフレームに拘っていた感は否めません。調べれば公開講座にも興味をそそるものはたくさんあり、「東京リカレントナビ」などはその代表格かと。まずは行動し、体験してみることにします。

 

https://www.recurrent-navi.metro.tokyo.lg.jp/

 

さて、本日からお仕事再開の方もいらっしゃることでしょう。今週は決算発表が集中(特に13日(金)は1,200社以上!)する週ゆえ、いつもの働くペースを早く取り戻すことが大切ですね。眼前の目標に向けて最善を尽くしてください。それではまた次回!

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