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2022年11月

  • 231号/想定の範囲内と言ったのは…(28日)
  • 230号/青森であった中国人と香港人(11日)

20221128日/231号 想定の範囲内と言ったのは…

メルマガ230号(11月11日付け、青森で会った中国人と香港人)へメッセージをいただきました。ありがとうございます。

 

『板倉様、笑いながら読ませて頂きました。コロナの前、2019年に私も夫と4月上旬の青森から始まり、奥入瀬と十和田湖に行きました。もう桜が咲いているところは人手も多く、急に決めた日本旅行で旅館もなかなか予約が取れないので、正反対の方向を選んだ次第です。と~っても楽しかったです。夫は何年ぶりかの日本。一泊は贅沢しようということで泊まってみたかった奥入瀬星野リゾートに泊まりました。

 

夜の露天風呂では、正面にまだ木が生い茂った雪の山、下を見れば冷たそうな半分まだ凍っている小川が流れ、空からは雪がチラチラ、湯気に包まれて蒸発していました。そこに中国人の若い女性がいて、なぜか会話が始まったのですが、彼女はお誕生日にボーイフレンドに日本地図を見せられ、目隠しして「ここ」と指で指した場所にバースデイ旅行に行こうと言われてきたそうな。それにしてもとても若いカップルが奥入瀬までの交通費も含め豪華旅行だなあ、と思っていると、一点豪華旅行で、星野リゾートは高いけれど、東京から夜行バスを乗り継いで辿り着いたらしい。なんか可愛かったです!(後略)』

 

 

カタールワールドカップ、ドイツ戦での劇的な勝利に日本中が盛り上がってます。ゴールシーンは、何度見てもなぜだか飽きがこない(笑)。優勝候補の一角であるドイツに勝利、しかも後半に追いつき追い越す逆転勝ち、しかも浅野選手の美しすぎるゴール(後方からのロングパスをトラップ、そして3タッチ目で見事にシュート)。この展開、誰が予想してたでしょう。ワールドカップでドイツ代表が、前半リードした試合で後半に逆転負けを喫するのは44年ぶりなんだそう(1978年アルゼンチン大会、オーストリア戦で2-3で敗れた)。一方の日本と言えば、ワールドカップでの逆転勝利は史上初。今回以前のリードされていた13戦では211敗。

 

前半終えて0-1のスコア。予想してたような負け戦の展開で、後半も押し込まれて追加点とられるだろうなぁ~、寝ちゃおうかなぁ~と正直考えました。実際、床についた方もおられるのでは。私がそれを思いとどまったのは、日本代表前監督の西野さんへのハーフタイムでのインタビューでした。アナウンサーから「前半戦をどう振り返りますか?」と問われて、西野さんは「前半で0-1は、想定の範囲内だと思いますので、後半に必ずやってくれると思います」と間髪を入れず返されました。その言葉を聞いて4年前のことをにわかに思い出し、後半も応援を続けることにしたのです。

 

西野さんは、2018年ロシアワールドカップでグループリーグを勝ち上がり、決勝トーナメント初戦のベルギー戦で大逆転負けを喫したのは記憶に新しいところ。前半は0-0で終了。後半に入って原口、乾両選手の連続ゴールで2-0とリードします。すると、スイッチの入ったベルギーに同点に追いつかれ、更にはアディショナルタイム3分の残り14秒で逆転を許してしまいました。「ロストフの14秒」として語り継がれてますね。その西野さんの講演をワールドカップから半年ほどたった2019年新春に聴く機会がありました。

 

私を含め聴講者の関心、いちばん聞きたいことは間違いなくベルギー戦での采配についてでした。が、残酷な負け方からさほど時間もたっておらず、表面的なことをサラッと言われるくらいだろうと思ってました。すると「前半0-0は想定していた。しかし、後半の1-0、まして2-0の展開などは全く想定していなかった」と率直に語られたので驚いてしまった。会場も異様にシーンとなっちゃった。2-0になって沸き立つ選手・ベンチですが、長谷部キャプテンが「(この後)どうしますか?」と確認してきた際、明快なプランを指示できなかったそうです。守って、守ってカウンター狙いなのか、それともダメ押し狙いで攻め続けるのか、戦い方のプランを示せなかったと。「頭の中は真っ白でメッセージを(選手へ)出し続けられなかった」ことを敗因とされました。

 

そんな経験を持つ西野さんが、前半0-1は想定の範囲内で、後半にはプランがある、と明言されたわけですからそれにのって、後半も見届けようと決めたのが歓喜へつながりました。「想定の範囲内」とは、よく聞く言葉ですが、それを言っているのは誰か?ということが、実はいちばんの肝なのだろうと実感した次第です。

 PS/コスタリカ戦は残念…でも、そもそも1勝1敗は想定の範囲内のはず。スペイン戦こそ本当に勝たねばならない試合。ガンバレ!日本。

 それではまた次回!

202211月11日/230号 青森で会った中国人と香港人

3月期決算企業の中間決算発表がピークを迎えます。本日(11日)は600数十社が発表を予定しており第1のピーク日。そして、来週14日(月)が第2ピークで400社強となります。これから発表される企業はラストスパートで頑張ってください。発表済の企業は取材対応の真っ最中でしょうが、中身の濃い取材になることお祈りしています。

 

青森県へ23日で旅行しました。自分史上、本州最北端記録を更新です。それまでの記録は、宮城県でした。青森を選んだ理由はいくつかあって、まずJALのマイルを有効期限切れまでに無駄なく使い切りたかった。次いで、紅葉を楽しめること。宿泊先のコスパがよいこと。最後に、これはできればですが、旅行割を使えること。北海道は、そこそこ旅行しているので鼻から除外。候補を東北3県(青森、岩手、秋田)に絞って場所選びをしました。

 

条件すべてに合致したのが青森でした。次に県内のどこをメインにするか、これで迷いました。八甲田山、白神山地、岩木山、弘前等々、多くの候補地から最終的に奥入瀬渓流・十和田湖を選択。

 

初日は、羽田から三沢空港へ飛びました。羽田との14便化2周年記念イベントで、市長自らの到着ゲートお出迎えに遭遇。目を開けられないくらいフラッシュとともに写真を撮られ一瞬、何事かとあせった(笑)。手渡されたお土産には、名物のりんごスティックと三沢市のガイドブックが入ってました。幸先よいスタートでラッキー。いかめしとせんべい汁のランチをとり、ホテルへ移動。チェックイン後、ホテル周辺を散策。夜には「森の学校」なる小講義で奥入瀬渓流と十和田湖の魅力や楽しみ方を事前にお勉強して、初日は終了。

 

 

2日目は、旅のメイン。早朝6時に起床。好天に恵まれ絶好の散策日和です。気合十分にホテルを出発。奥入瀬川は、十和田湖を水源とする全長70㎞の川ですが、奥入瀬渓流は(渓流の)始まりの子ノ口から焼山(ホテル最寄り)までの14㎞を指します。国立公園の特別保護区であり、国指定天然記念物(天然保護区域)であり、特別名勝へも指定されている3冠王で国内では3か所しかないそう。こう聞くと人里離れた山深くのアップダウンのきつい未整備の獣道をヒーヒー言いながら歩く姿を想像されるかも。でもご安心を。奥入瀬渓流が素晴らしいのは、遊歩道が渓流に沿って完璧に整備されているんです。きついアップダウンもほぼありません。5時間あれば歩き切ることできるそうですが、十和田湖も見なければならないので、特に見どころの多い中流4㎞の区間を上流に向かって歩きました。

中流の最終地点(雲井の滝)へ到着して、十和田湖行きのバスを待ちます。が、バスが来ない。5分、10分、20分…と大幅な遅れ。すると金満風親子(母親30代、娘5歳前後)連れが、並んでいた列を離れて当方の前(列の先頭)へ来てウロウロしだした。二人のやり取りが聞こえてきます。中国人の親子でした。タクシーを呼んだふうでもなさそうだし、何をしたいの?お困り事?と考えている最中、ハッとした。割込みだ!遅れてくるバスへ、万が一にも乗りはぐれないようにと考えて先頭へやってきたに違いない。放っておくには腹立たしいので、悩んだ末Go back to your country! とは言いませんでしたがPlease go back to your line!とハッキリと言ってやりました。と、Where?ときた。さっきまで並んでいたのによくしゃあしゃあと言えるもんです。あっち、とあごで言ってやりました。最後尾へ戻ったその親子、10分もたたないうちに列を離れて上流方向へ歩いていっちゃった。それから待つこと3分、待ちわびたバスの到着です。35分もの遅れですがHaste makes waste.(急がば回れ)は正しいのです(笑)。遅れた理由(事故?渋滞?)を運転手さんへ聞くと「お客様からトレイ休憩を言われまして…」との歯切れの悪い回答。何のことか理解できなかったのですが、座ってすぐに周りから中国語が聞こえてきて、合点がいきました。青森駅始発で道中、恐らくは山道に入ってからトイレ休憩を幾度かリクエストされたからでしょう。そりゃ時間かかるわ(笑)。

 

バスに揺られること40分、十和田湖へ到着。遊覧船のチケットを買って、出発までブラブラと周囲を散策。途中、20代のカップルから「写真を撮ってもらえますか?」と声をかけられました。話をしてみると、何とまぁ香港人。30年ほど前、駐在していたことを話すと「生まれてないから~」と言いながらも、中国圧政下にある現状との違いをうらやましがることしきり。とは言え、幸せいっぱいの二人は笑顔が絶えません。最後に香港訛りの日本語で「ありがとッ」と言って去っていきました。とっても感じの良い二人に、午前中の心がふさぐような気持ちは晴れたのでした。それでは、また次回!

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