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2025年6月16日/283号 行ってみた大阪・関西万博
大阪・関西万博へ行ってきました。2泊3日のショートトリップで、2日目丸1日を会場の夢洲で過ごしました。開幕から2か月がたち、一般来場者数は約640万人。半年の開催期間には2,820万人を目標としているので、ここまでの達成率は23%。会場はヒト・ヒト・ヒトでしたが、数字を見ればまだまだこれからということでしょうか。
訪問日の天気は、何とか曇りで持ちこたえた感じ。1日の行動は、以下のごとくです。
9時40分/東ゲート前(=中央線夢洲駅)に並ぶ。前方のおばちゃん4人組は気合十分。万博マップ付きのウチワを持つリピーターの強者。「2万歩いくで」と勇ましい。
10時20分/予約時間の10時を過ぎてやっと入場。手荷物検査が他列よりスローだったのね(涙)。
10時30分/スマホから当日予約を試み、<いのちめぐる冒険>の予約が入った!これで事前予約パビリオンは2つに。
10時40分/大屋根リングにあがって、まずはのんびり歩く。見晴らし良好、風も心地よくお薦め。でもグルリ1周するには大きすぎるサイズなり。
11時20分/アラブ首長国連邦パビリオン入場。期待値は低かったですが、驚くほどよかった。ナツメヤシの廃材で作った高さ20m近くある柱が林立した入り口がまず圧巻。多くのパビリオンは、AI・ロボット・医療のテーマで似たりよったりの中、自国の一押し文化を前面に出しているのに好感持ちました。10年前のドバイ旅行を懐かしく思い出させてくれました。
11時40分/ポルトガルパビリオン。コロナ禍で行くのをあきらめた経緯あり、そのリベンジのつもりで入場。名物エッグタルトを食すつもりでしたが、あまりの列の長さにギブアップ…(写真は、ポルトガルパビリオンのお兄さん)
12時/Earth Table未来食堂でランチ。ニチレイが運営しており、基本は冷食、炒飯、今川焼き、飲み物セットで2,200円!万博価格と受け入れました。
13時20分/コモンズ館C(イスラエル、パナマ、グアテマラ、ウクライナ等、ちょっときな臭い国々が出展)。中央アフリカのガボン共和国とか、イタリア北部のサンマリノ共和国とか初めて名前を知った国々もあり。こういうのが万博のいいところですね。
14時10分/大屋根リングの南側、ウォータープラザのベンチで休憩。風が心地よい。
15時/西ゲートのマーケットプレイスでお土産購入。建物に入るのに20分並びました(汗)
15時40分/パソナパビリオンへ。iPS心臓人気で100分待ちと言われるも、思い切って並ぶと60分で入場。企業パビリオンだけあって、お金と気合をかけて製作されていることがよく伝わってきました。パビリオンの屋根先端に鎮座するアトムが指さしているのは(本社機能がある)淡路島とのこと。
17時30分/休憩。ずっと座っていたい。(写真は、暑さ対策のミスト放出)
18時20分/三菱未来館へ入場。事前予約で第1から第5希望まで申し込んだ中の1つで、運良く当選したパイリオン。でも、大変申し訳ないのですが55年前の万博で訪れた三菱未来館で得たほどのインパクトは無し。
19時20分/夕食。ファミマで食べ物を買い、外のベンチでゆっくりいただきました。
20時/「いのちめぐる冒険」へ入場。こちらは8つあるシグネチャーパビリオンの一つでで、予約がなければ入場できません。映像に音響と振動が、これでもかと攻めてきます。万博の締めにはちょうどいいくらいかな。
20時40分/ホテルへ向かい帰路につく。
1970年の大阪万博は小3でした。紅顔無垢(厚顔無恥ではない(笑))な少年だった私は、愛知県からはるばる吹田の森を訪ねたのでした。今も記憶に残っていることが3つあります。会場内を走るモノレールに乗ったこと。月の石を展示するアメリカ館には、建物を二重三重に取り巻く大行列が見えました。2つ目は太陽の塔。見た目は真っ白でスッキリ、まさに万博のシンボル。が、塔の中へ入ってみると一転、薄暗くておどろおどろしいオブジェ(生命の進化とか、生命の樹という名前だったかと)で埋め尽くされていたこと。3つ目は、三菱未来館が言葉に言い尽くせないくらい素晴らしかったこと。パビリオン内は動く歩道(これも当時話題でした)に乗って太古から未来へ向かうという流れ。リアルな恐竜が吠えながら360度の画面から襲いかかってくるという、見たことも聞いたこともない映像と音響の世界に片田舎の小学生が驚かない訳がありません(今ならUSJやディズニーランドの方がよほどすごいアトラクションを出していますが)。
1970年の大阪万博では「人類の進歩と調和」がテーマでした。高度経済成長期の社会で科学技術の進歩を前面に打ち出した万博でした。一方の2025年大阪・関西万博は、テーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」です。成熟社会におけるより良い未来のデザインをコンセプトにした万博です。1970年万博は、イケイケの明るい未来はこうだ!と言い切って描いたものとすれば、2025年万博は明るい未来を皆で創るにはどうしましょうか?という問いに変わっています。私のような1970年万博を経験しているオジサンには、この問いに対する自分なりの回答を思い描きながら(2025年万博を)訪問されると楽しみが倍増するのだろうと思いました。それでは、また次回!
2025年6月2日/282号 カード不正利用とガバナンス白書
早いもので2025年も折り返し時期に入りました。5か月間を政治経済で振り返ると米トランプ大統領の就任に伴う混乱(?)への対応につきるのではないでしょうか。株価は、日経平均は年明け1月には高値で4万円超をつけることもありましたが、4月初旬には(トランプ関税の影響で)3万円台まで一気に下落しましたね。足元では戻り傾向にありますが、4万円には戻っていません。
日々の暮らしを振り返ると米騒動と犯罪の増加かな。前者は、2,000円備蓄米が5月31日に販売開始(即完売)されたそうですが、鎮静化に向かって欲しいところ。後者は、昭和世代の感覚からすると理解に苦しむ、それゆえ不気味・底知れぬ怖さがあるのですが、そんな犯罪が多発してますね。そう言えば、私自身の身にも最近こんなことがありました。
三井住友カードから親展の手紙が届きました。ネットではなく、郵便を利用する新手の犯罪かもと警戒感が高まりました。開封して中身を見ると、手紙のタイトルには「三井住友カードご利用内容確認に関するお手続きのお願い」とあります。読み進めると要は、本人利用かどうか確認が必要な取引があるのでカードの使用を勝手ながら一時的に制限しており、ついては記載にそって手続きをして欲しいというものでした。こんな手紙を受け取ったのは初めてです。
QRコードをスマホで読み込んだ後、利用明細を見ると、利用日は5月14日、利用した加盟店名DIYID PHOTO、利用金額500円とありました。全く記憶になく、不正利用されたことは間違いありません。その旨をスマホから一報すると、翌日に即返信があって新しいカードが発行されるまで、かくかくしかじかの私にとっては不都合な状況がしばし生じる可能性があるが、よろしいですか?との最終確認を求められました。そこで即ポチッとするのは、何か違う(こんな大切なこと相手(カード会社)の声も聞かずにやっちゃっていいの)との感覚に見舞われたので、記載の0120の電話番号へ電話。
数分待たされましたが、カード会社の担当者と話をすることができました。特定の用途でしか使用せず、回数も極めて少ないのにどうしてこんなことが生じるのか、との質問にはこういう(ネット技術が発達した)時代ですから、と軽くいなされてしまった。新カード発行まで1週間から10日間かかること確認でき、支障はないので電話を終えました。スマホからあらためてポチッとしたのは言うまでもありません。
東証がコーポレート・ガバナンス白書2025を5月に公表しました。
こちらです ⇒ 2025CG白書_04.indd
序章を含めると6部構成で総ページ数252ページもの大作です。ご自身の関心ある個所だけでも目を通して、自社と比較してみることをお薦めします。
コーポ―レート・ガバナンス白書2025構成
序.総論
1.取締役会等の機能発揮と多様性の確保
2.資本コストや株価を意識した経営など
3.サステナビリティを巡る課題への取組み
4.株主との対話
5.株主の権利・平等性への確保~一般株主・少数株主利益の保護~
この中でIR活動へ直結する「4.株主との対話」に関するデータで意外感を感じたところがありました。全体、及び市場区分別に活動の対応比率が報告されていますが、それが予想とは重なりませんでした。PRMはもっと高い数値を示すかと。STDは特徴が見えてこない
印象で、今のままではPRMとGRTの間に埋没してしまうかも。GRTは、どの項目も高水準な結果でこれには正直驚きました。皆さんはどんな感想をお持ちになるでしょうか。
ディスクロージャーポリシーの作成・公表
全社55.6%、PRM62.8%、STD37.0%。GRT86.4%
アレッ、こんなに低かったかしら?というのが第一印象。前回は全社で50.6%とのことで、増加はしているものの、この水準。
個人投資家向け説明会の開催
全社46.1%、PRM47.9%、STD30.5%、GRT83.5%
GRTの一般的な株主構成(=個人株主がメイン)からすれば、納得できる数値ではないでしょうか。
アナリスト・機関投資家向け説明会の開催
全社79.7%、PRM96.3%、STD57.4%、GRT94.0%
こちらは、STD上場企業の数値の低さが気になりますね。
海外投資家向けに開催
全社28.9%、PRM33.4%、STD10.4%、GRT67.1%
GRT上場企業がとても頑張っています。
最後に、白書巻末には付録として全83原則の実施状況が付いています。様々な切り口(例/市場別、売上高別、決算期別、業種別等々)で各原則へコンプライしている社数、イクスプレインしている社数が記載されおり、コンプライ率を確認することができます。もしも皆さんの会社でイクスプレインしている原則があるのであれば、他社のコンプライ率を見るだけでも気づきにつながるかもしれません。それでは、また次回!