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2018年8月

  • 59号 ディア・マスターズ、セミナーやるってよ(27日)
  • 58号 少年野球の監督になってません?(15日)
  • 57号 夏休み読書お薦め本(8日) 

2018827日/59号  ディア・マスターズ、セミナーやるってよ

10日ぶりにメルマガを書いてます。外は36℃の残暑以上に厳しい天気です。が、夕方6時を過ぎれば薄暗くなりはじめ、6時半にはとっぷり日も暮れます。季節は着実に進んでますね。8月最終週、頑張っていきましょう!

 さて、今回は冒頭に番宣ならぬセミ宣(セミナー宣伝)をさせていただきます。IR現場力向上セミナーと題したセミナーを開催します。(詳細・申込みは添付チラシをご覧ください)。

 

テーマ:IR現場力向上セミナー IR活動に必要な株式市場との対話力と有事の危機管理力

日時 :2018104日(木)14001600(会場1330

会場 :TKP新橋汐留ビジネスセンターカンファレンスルーム102

講師 :荻野 敦子 様        インスティテューショナル インベスター リサーチ

    吉岡 万弓 様/兵頭 茜 様 株式会社エイレックス

定員 :30名(申込者多数の場合は先着順の受付とさせていただきます)

参加費:1名につき3,000円(税込3,240円)*1社につき2名まで

 

インスティテューショナル インベスターは、株式市場に少しでもかかわる仕事をしていれば、一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?米国発、50年以上にわたって金融情報の提供を続ける老舗です(老舗とはいえ、ビジネスモデルは全く古臭さを感じさせません)。セルサイド・バイサイド、さらに数年前から企業IRのランキングも開始していますが、いずれも関係者の間では注目度の高いランキングですね。荻野様が、日本でIRセミナーに登壇されるのは初めてとなります。エイレックスは、危機管理(クライシスマネジメント)広報のプロフェッショナル集団です。日本の有力企業で多発している不祥事は、もはや他人事ではありません。IR担当者として危機発生時に対応できますか?

 

登壇くださるのは、現役バリバリで現場指揮を執っておられる女性ばかりです。パネルトークでは、ご自身の現在に至るキャリアパスについてもお話を伺うことができればと考えています。ディア・マスターズの初主催セミナーということもあり、力が入ってしまいました(汗)。皆さま、こぞってご参加の申し込みをお願い致します。

 

 フ~ッ、言いたいことを一気にお伝えました。ここからは先週の出来事について。

 

『君の膵臓をたべたい』(以下、キミスイ(これが通の言い方らしい))を見ました。1か月くらい前、一緒に飲んだ人が嬉しそうに小説を手にしながら「原作を読んでからビデオを楽しむタイプだから、ここで(ネタばらし)しないでね」と言われました。ばらすも何も、そのタイトルを初めて聞いた時、ゾンビもののホラーかスプラッターもののホラーに違いないと思っていた私ですから、内容については知識ゼロで、当時、テレビ・ネット宣伝等を見て初めて、これは泣ける話なんだ、と知っている程度でした。そんなキミスイを偶然にもテレビで観ました。地上波初登場だったそうでラッキー。映画を観て面白かったので、小説を読むことに決めました。映画って原作にはない脚色がされてることが多いから(原作の)内容ばらさないでね(笑)。映画では、桜良役の浜辺美波がよかったのは言うまでもないですが、成人した主人公役を演じていた小栗旬がこんな演技もできるんだと新たな発見。西郷ドンでの坂本竜馬役や銀魂での坂田銀時役もいいけれど、内向的で内気な春樹役を好演してました。

 

もみ合ってこう着感の強い足元相場を心配したり、あるいは株価下落で個人投資家からキツイ言葉を受けているクライアント企業から相談を受けることが増えました。でも今は、夏枯れ相場の真っただ中。加えて、中小型株であれば出来高の減少は、株価変動を大きく受ける方向に働くでしょうし、IPO間もないのであれば、たいていの場合において最近の初値は公募価格を大きく上回っているでしょうから、下落率も大きくなりがちですよね。個人投資家・株主からの叱責電話の対応のつらさや言いたい放題の書き込みには辟易とするのは、私自身、身を持って経験しているのでよくわかります。が、短気は損気以外の何物でもありません。ここはグッと力をためて、半年先のIR活動のことを考えませんか。24日に開催された日本IR協議会セミナーでUBS証券の方がプレゼンされていた内容では、欧州ではMiFID2の影響で機関投資家の取材件数が前年比で23割も減じているそうです。投資家との対話力が従来に増して重要になることは間違いありません。が、対話力は一朝一夕に身につくものではありません。どうすればよいか困ってしまった時、手っ取り早くディア・マスターズのセミナーに参加したり、社外関係性構築プログラムのことを思い出していただければ幸いです。それでは、また来週。

2018815日/58号  少年野球の監督になってませんか?

夏休み中の方も多いと思いますが、どう過ごされてますか?私は、帰省せずに東京です。街中へ出かけても外国人観光客がやたら目につきますね。先週のメルマガ57号(8月8日付。夏休み読書お薦め本)にメッセージをいただきました。ありがとうございます。

 

「(前略)我が家も同居の両親が家庭菜園を楽しんでおりますが、ゴーヤ、我が家のに比べますと随分といい色味ですね。さぞや、美味しいことと思います。書評も有難うございます。原田さんとは、私のもう一つの業務で若手の育成、研修があることから面識もありますが、若者が何を考えているか、どんな思考なのかの通訳的な要素はピカイチかと思います。板倉さんおっしゃる通り、それをマーケティングには活かせますが、対応云々はないですね。その他も大変興味深く、夏休みのお供にしたいと思います。(後略)」

 

「配信ありがとう。昨日から東京にいますが、急に涼しくなり猛暑の大阪から来たらビックリです。最近、本は沢山読みますが、大半は、歴史、宇宙関係で経済関連は読みませんねえ~

歴史、宇宙共に劇的変化の瞬間が有り、ついつい○○(社名略)と比較していますけど…今の世界の動き、ビジネスの激変ぶりは、第2次世界大戦前夜、産業革命前に似ているなぁと実感しています。」

 

アメフト、ボクシング、チアリーディング等、スポーツ界がパワハラで揺れてます。先週の日経コラム春秋にも話題として取り上げられていました。『「巨人の星」「アタックNo.1」「柔道一直線」…。昭和の子どもたちを夢中にさせた「スポ根」の名作の多くは1960年代後半に世に出ている。(中略)スパルタ式の猛特訓とそれに耐えた選手たちの物語が国民のあいだに行き渡り、精神主義や勝利至上主義、ワンマン指導者への信奉を社会も受け入れていく。(後略)』

 

この番組の頃、私は小学校34年でした。主題歌は、いまだ忘れておらず全部歌えます。

「巨人の星」♪思い込んだら試練の道を行くが男のど根性~血の汗流せ涙をふくな~♪

「アタックNo.1」♪苦しくたって悲しくたってコートの中では平気なの~♪

「柔道一直線」♪柔らの道に命をかけた男の意地が火と燃える よるなさわるな~♪

主題歌を歌ったり聴いたりしている時はそうでもないけれど、歌詞を文字おこししてみるとすごいこと言ってるな~というのがわかりました。どの番組も大ヒットしており、2年から3年間放映されました。だからその間、毎週毎週聴いていたことになります。

 

近所の小学校で早朝、少年野球の練習をしています(今の時期は夏休みですが)。前を通りかかると練習試合をしていたことがあり、足を止め観戦。得点状況などわかりませんが、2塁・3塁にランナーがいて、ヒットが出れば得点のチャンスというどこの少年野球チームにもありそうな一場面。

 

監督「しっかり振っていこう!」

ピッチャー投げました。バッター力いっぱい振るも空振り。

監督「どこ見てんだ!クソボールだぞ、よく見てけ~」

2球目。ピッチャー投げました。バッター見送って2ストライク。

監督「ど真ん中だぞ。振らなきゃ当たらないぞ~」

ピッチャー3球目投げました。バッター振るも空振り三振。

監督「三球三振だ!やる気あんのか~」

バッターしゅんとしてベンチへ戻る。

 

監督(遠目に見た感じ50代(ひょっとしたら60代)で、まさにスポ根にどっぷりつかってきた世代の人)は、ゲキを飛ばしているつもりでしょうが、監督とのただし書きがなければ、観客からのヤジとも思えてしまう言葉をはいています。選手はバット振っても振らなくても、ヒット打たないと怒られる雰囲気。で、どうすりゃいいの?というのが3球目のやる気のないような空振りにつながったと思います。どなったり怒ったりすることも結構なパワーが必要だから、監督も選手にヒットを打たせたいと思ってはいるはず。ただ、今のやり方を続ける限り両者に良好な関係性が築けるとは思えないですよね。監督の思いは募るものの選手動かずで、いつか監督が手をあげたりしないかと心配をしてしまいます(笑)。今さら無理だろうな~と思いつつ、監督のトップダウン型熱血根性指導をフラット型対話尊重指導へ切り替える必要性を痛感しました。

 

翻ってディア・マスターズのクライアントに対するコンサルティング・コーチング。クライアントへ意見を押しつけることなく対話を尊重しているか、そこから気づきや回答は生まれているかなど、私自身が少年野球監督化(笑)していないかを確認する機会になりました。皆さんからもお気づきの点があればいつでもお知らせください。それでは、また来週。

20188月8日/57号  夏休み読書お薦め本  

残暑お見舞い申し上げます。ゴーヤが順調に育っており、一部収穫期入り(嬉)。

立秋(7日)を待っていたように気温が下がりました。東京25℃9月中旬並みだそうで、じっとしていても汗ばむいやらしさから解放されて、至極快適。お天気は雨模様ですが、外出予定もなく事務処理がはかどります。来週から夏休みの方も多いと思うので、それに合わせて読みたい本7冊を独断と偏見で選びました。このテーマは昨年、結構うけました。

 ① 「若者わからん!」、原田 曜平、ワニブックス、880

 ②  「脳が教える!一つの習慣」、ロバート・マウラー、講談社、1300

   「大人の発達障害」、備瀬 哲弘、集英社文庫、460

   「ボクには世界がこう見えていた」、小林 和彦、新潮文庫、630

   「田原俊彦論」、岡野 誠、青弓社、2160

   「定年入門-いきいきしなくちゃダメですか」、高橋 秀美、ポプラ社、1500

   「サファイア」、湊 かなえ、ハルキ文庫、630

 

「若者わからん!」

本の帯「今の若者・若手社員に感じる違和感の正体とうまくいく秘訣をまとめました」に惹かれて購入。若者に対してそうそう、こんな感じというのを筆者は、さすが博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーだけあって、うまくとらえています。ただし、秘訣についての過度な期待は禁物かも。

 

「脳が教える!一つの習慣」

「人生を変えるにはまず、脳の仕組みを知らなければならない」というのが本書  のメッセージ。あれこれ目標や課題設定するものの、なかなか達成に至らないことが多いのはどうして?すべては脳のなせるわざ。ならばその仕組みを知るところから始まります。メルマガ47号(2018527日付)のRIZAP瀬戸社長は、きっとこの本を読んでいるに違いない。

 

 「大人の発達障害」

身近にいるちょっと変な人、空気を読めない人はひょっとしたら発達障害かもしれません。あの人はそうだったのかしらなんて本書の事例に当てはめて考えてしまいます。発達障害は脳機能のかたよりが原因のため、治すという考え方はなじまないと指摘しています。自閉症も症状に差こそあれ、発達障害に含まれているとは知りませんでした。自閉症者の東田直樹君の書いた「跳びはねる思考」もお薦めです。会話をすることはできないのですが、考えていることがクリアに文章になっていて驚きます。患者さんが、奇声のような大声を時々あげる理由も初めてわかりました。

 

「ボクには世界がこう見えていた」

何年も前に読んだのですが、②③からの影響か、久しぶりに再読してしまった。信じられないかもしれませんが、筆者(1962年生まれ)は統合失調症を発症し入退院を繰り返しています。第4章(幻覚妄想)に『立ち上がると世界が変わってしまった。空はオレンジ色になり、建物や地面はあやふやで、手や足がそれらを通り抜けてしまうのではないかと感じ、すべてのものが自分への脅威となった』とあります。オレンジ色というのが妙に記憶に残りませんか?ところで統合失調症と言えば前職、日東電工は大日本住友製薬と共同開発した経皮吸収型テープ製剤で製造販売承認申請を行ったとの発表が最近ありました。IR担当時には質問を受けたことが思い出されます。10年近くかけ、とうとうここまで来ました。一日も早く承認を取得して患者さんのお役に立って欲しいですね。

 

「田原俊彦論」

FB上の友人の書評で購入。1961年生まれの同年齢で、80年代男性トップアイドル(ちなみに女性では松田聖子。大大ファンでございました)だったトシちゃんの盛衰を通してアイドル変遷が理解できます。ジャニーズ事務所の今の隆盛は、トシちゃんのブレイクが礎になっているのですね。また、ヒット番組はいずれも(制作を任された)個人の強烈な思いから生まれており、言い換えれば皆の意見を足して、割って平均化したようなものからは生まれていないことがよくわかりました。ザ・ベストテンは「歌謡報道番組」として作られていたので、なるほど現場生中継にあれほどこだわっていたのね。

 

「定年入門-いきいきしなくちゃダメですか」 

いつの間にか60歳に近いこともあり定年本には敏感に反応します(笑)。最近では「定年準備」(楠木新 著)がベストセラーになっています。「定年入門」は市井の人の定年後を飾らずありのままに書いていて、現実感が高いです。筆者(東京外大モンゴル語学科卒)独特のテーマ感やユーモア感が気にいっています。「弱くても勝てます」「「損したくないニッポン人」等もいかがでしょうか。

 

「サファイア」

小説では昨年、川端康成「古都」と湊かなえ「望郷」を選びましたが、今年も湊作品を選んでしまいました。「サファイア」上梓は「望郷」の1年前になります。全7編の短編集ですが、6.サファイア、7.ガーネットはグッと胸にきました。最近はいろんなところが緩んできており、涙腺もそのひとつです。夏休みに一日一編読んで気分転換するには、ほどよいボリュームかと。それでは、また来週。

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