国内投資家、外国人投資家、個人投資家、証券アナリスト、IR支援会社などの属性に応じたアドバイスを行い、実務の部分まできめ細かくご提案

お気軽にお問合せください

080-9195-3710
受付時間
9:00-17:00(土日祝除く)

2019年9月

  • 109号/セミナーとピアノ(30日)
  • 108号/ガンバレ〇〇!(24日)
  • 107号/瑣事を愛する(17日)
  • 106号/どちらが嬉しい?(9日)
  • 105号/仕事の重要度と緊急度?(2日)

2019年930日/109号 セミナーとピアノ

ラグビーワールドカップ、いやぁ日本は強かった。英ガーディアンは「赤と白のジャージを着たオールブラックスのようだった」と絶賛したそうですが、安心してみてられた。でも前半2トライを決められた時は、南アフリカとのテストマッチを思い出してしまったけど。ベスト8進出が見えてきた。にわかラグビーファンとしても嬉しい限りです。

 

先週、開催したディア・マスターズ主催セミナーの報告です。第2IR実務力向上セミナーと題し、外国人投資家への対応をテーマにしました。ご協力をいただいたのは、投資家からは前職において何回も取材を受けた英シュローダーの元ファンドマネージャー、アンドリュー・ローズさん。発行体企業からは、外国人保有比率が約5割のトプコン(東17732)前執行役員広報・IR室長の仲雅弘さんです。

 

10社の企業から出席をいただきました。関西からわざわざ参加くださった方もおられ嬉しい限りです。外国人投資家対応については、時価総額の大きな1社を除いては、これから対応を開始したいとか、あるいは対応を本格的に推進したいと考える企業ばかりです。

 

ローズさんは、株式保有してもらうには大型株であろうと中小型株であろうと(日本株というカテゴリーはいよいよ完全消滅して)純粋に自社訴求ポイント(=強み)をアジアやグローバル投資家にわかりやすく発信していくことがはじめの一歩になると明言されました。日本株スペシャリストとして40年活躍されたご本人からすれば、寂しさや悔しさの混じる複雑なお気持ちであったに相違ありません。

 

仲さんは、会社として投資家に対し相互尊敬(Mutual Respect)の考えを基本にした対応を心掛けていたとのこと。特に外国人投資家に対しては必要以上に過敏に反応せず、好奇心を持って対応することが大切であると説かれました。

 

お二人の言葉はご自身の経験や実績に基づいたものです。それゆえ参加者への腹落ちもよかったようです。それは、ここではあえて挙げませんが、お二人に向け発せられた自身の会社に関わる質問内容に表れていたと思います。要は、かなりきわどい質問もこの場でならば聞けるという気持ちになってくださったからだと思います。自画自賛(笑)。

 

 昨日、学生時代の先輩に誘われてピアノを聴いてきました。田中理恵さんというピアニストです。会場は、サントリーホールのブルーローズ。ショパンからの選曲で5曲。聞いたことのある曲はありますか?

① マズルカ 第37番 変イ長調 作品59-2

② エチュード 第4番 嬰ハ短調 作品10-4

③ 舟歌 作品60

④ アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

⑤ ピアノ協奏曲第2番 へ短調 作品21

 

③の舟歌のみ、聞いたことがあるかしらと思ったら、やっぱり八代亜紀のそれとは似ても似つかぬ曲でした(笑)。帰宅してググってみると、結構いろんなピアニストが演奏しています。その中で、独断と偏見でいちばんと思えたのが次のもの。ぜひ、聞いてみてください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=DPuPGQd4tAg

 

辻井くんが弾いているから素晴らしいというわけでなく、他ピアニストだと8分から9分かけてゆったり演奏しているところを、逆にすっきり730秒程度で弾いているところが聞き心地のよかった理由かなと感じています。

 

 ローズさんの言う自社の強みを訴求する場合も同じことが言えるかもしれません。あれもこれもとダラダラ言うよりは、短いセンテンスで言い切る方が相手に対してインパクトを残すのではないでしょうか。特に言葉の異なる外国人投資家に対しては。今まで繰り返し使ってきたその言葉、その言い回しを見直しされてはどうですか。自信が持てない時は象ぞ、ディア・マスターズへお声がけください。それでは、また!

2019年924日/108号  頑張れ○○!

昨日(23日)の日経スポーツ欄は女性アスリート活躍の記事が目立ちました。巨人軍の5年ぶり37回目の優勝を伝える一昨日の記事より面積的には広くとっていた。巨人が優勝できたのは、「丸効果」の一言につきると思っています。丸選手自身の安定した成績もそうですが、周囲へ与えた好影響は計りしれないです。

 

女性アスリートの活躍記事はまず、ゴルフ渋野の8打差逆転優勝。国内3勝目。全英で優勝してから常にマスコミが追いかけていたような気がします。スマイル・シンデレラというのは上手いニックネームだと思いますが、スポーツジムのおばさん連中によれば「美人すぎず、ホッさせるところがいいのよ」と同性からも支持を得ていました。

 

次いで、テニス大坂なおみ選手の東レテニスで国内ツアー初優勝。強いのか、弱いのかわからないけれど、やっぱり強いんだと思わせる優勝。外見やインタビュー受け答えから持つ印象と本人の実像には大きなギャップがある選手ではなかろうか。日本人の記者さんは、その実像に迫る突っ込んだ取材はできているのかしら?そこがすごく疑問に感じる点。

 

最後は新体操のフェアリージャパン。世界選手権団体種目別のボールで初の金メダル、フープ・クラブでも銀メダルを獲得。自力で五輪出場枠をもぎ取ったことはきっと自信につながると思う。私と同世代の山崎浩子強化本部長(統一教会の騒動、当時はすごかったですよね)が、どんな風に10代・20代の若手選手を育成されたのか関心大です。

 

 女性選手の活躍は今に始まったことではないけれど、おそらく元祖は「がんばれ前畑!」の実況で有名な前畑秀子選手ではなかろうか? 22日の大河ドラマ「いだてん」で前畑選手の活躍を放映していました。残念ながら今までのところ、近現代史の大河ドラマは視聴率がとれないのジンクスどおりですが、個人的には面白いと思いながら毎回見ています。中学・高校での近現代史は、上っ面を駆け足でたどり暗記するだけでした(だからすぐ忘れる)。当然、世の雰囲気まで教えてくれる先生などおらず。それがドラマ展開の中で関東大震災とか、5.15 や2.26事件が出てきたりするので、当時の社会情勢はこんなんだったんだろうなぁ、と思い描きつつ見ることができます。史実をどこまで忠実に再現しているかわかりませんが…

 

話を戻します。第11回大会ベルリンオリンピック200m平泳ぎの優勝(日本人女性として初の金メダル獲得)は、教科書にも載っていたと記憶します。その結果へつながるストーリーが第10回大会(ロスオリンピック)からあったのですね。祝賀会で、銀メダルを獲得していた前畑選手へ対して、永田東京市長はお祝いの言葉どころか「どうして君は金メダルを獲らなかったの。わずか0.1秒差ではないか。残念でたまらない」なんて。桜田元五輪相が池江選手の白血病公表に「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手ですから、本当にがっかりしています」発言以上にストレート。でも、これが引退の考えをひるがえし競技続行を決意させたのですね。

 

そして、決勝当日。ラジオの前に集まって、まさに日本国民がひとつになって応援していたことを再確認。優勝するという結果はわかっていても、とても感動して涙腺が緩んでしまうシーンでした。そんな前畑選手は、我が母校(刈谷高校)へ来たことがあるらしい。在学中に聞いた話。だから40年前の話なので記憶があいまい(笑)。高校では珍しい競泳用50mプールを作った際、初泳ぎへ招待したと聞いています。結婚されており兵藤秀子として来校されたとのこと。現役は引退されていても、あっという間に100m泳がれたらしい。

 

 相手の気持ちや状態を知らずに「頑張れ」というのは、かえってプレッシャーを与えてしまうことがあるので軽々しく言わないことを薦める風潮があります。でも、心から応援している人には素直にそう伝えたいと考えるのは私だけでしょうか。

 

最近、嬉しいお知らせがありました。クライアント企業が厚労省の推進する「えるぼし」企業に認定されました。「えるぼし」企業とは、女性の活躍を推進している企業が厚生労働大臣から受けることができる認定です。おつきあいの始まった当初から、女性の活躍を積極的に推進されている企業だと感じていましたが、見事に証明されました。実際、IRCSR、広報を含む)でも3名の女性を中心に活動されています。すごく忙しくされていますが、お互いが他メンバーのことを考えながら協働されているのが伝わってくるチームです。引き続き頑張って欲しいと素直に願っています。それでは、また来週!

2019年年917日/107号 瑣事を愛する

メルマガ106号(9月9日付け)へメッセージをいただきました。ありがとうございます。最後に「そうだったの」という落ちがあり、思わずクスッとしてしまいました。

 

『板倉さん、おはようございます。いつも面白いブログ有難うございます。そもそも、時計屋で電池交換を頼むのと、自転車屋でパンク修理を頼むのはこれまでも毎回気が滅入るものの代表でした。なぜなら、どちらも、「なんだ、客じゃないのか。電池?修理?そんなことしないで新しいの買えよ」的な表情をされるからですね。ましてその時計や自転車が、その店で買ったものでない場合はなおさらです。修理や部品補充を客と思っていませんね。新品を買うのでなければ客じゃないと思う、その神経が良くないですね。アフターサービスのいい店ほど、イニシャルの購入が増えていき結局は儲かるという、こんなこと小学生でもわかる商売の基本ですのにね。

 

しかし最近、どちらも心理的に楽になりました。まず時計ですが、一つは会社の近所に素晴らしい時計修理ショップを見つけたからです。こんなので商売になるのか、と思いますが恐ろしく上品、丁寧で正直、時間も費用も掛かりますが実に気持ち良く対応してくれます。

http://www.montre.co.jp/

販売をしていない修理専門店だからかな?ここでは、ほかの店では断っていた(勧められてもやってもらわなかった)腕時計のオーバーホール修理を頼みました。40年近く前の、結納返しに妻からもらった時計です。

 

次に自転車ですが、最近結構店舗が増えたサイクルスポット。ここは空気入れだけでも気持ちよく対応してくれ、パンクかと思って店に行っても、「みなさんがパンクと思うのはほとんどが虫ゴムが減ってしまったためなんです。虫ゴムの交換は無料ですから試してみて、それでもだめだったらまた来てください」とパパッと代えてくれます。だいたいそれで治ってしまう。うれしいですねぇ。

 

あと、PC関係ですが、板倉さんがインクを買いに行ったPCデポは西馬込店ですよね?私もそこの会員になっていまして、例の会費を毎月払っています!ですので、PCやスマホの購入・保守・相談は全てここです。時間はかかりますが、丁寧であるとは思いますね。

 

すみません、台風の影響でみんな来ないので朝一番の会議がなくなり、文章が長くなってしまいました。今後ともよろしくお願いします。』

 

 近ごろ、残念だったことと嬉しかったこと。

 

まず、残念だったこと。東京オリンピック2020の追加抽選販売へ当選しなかったこと。メールであっさりと連絡がありました。『東京2020オリンピック 観戦チケットの抽選に申込いただきありがとうございます。厳正なる抽選を行いました結果、誠に残念ながら、申込いただいたチケットをご用意することができませんでした。』今回の追加抽選は、当選するものだという自信を持っていただけにへこみました。自信の根拠は?と問われると根拠レスなのですが…

 

申し込んだ競技はフェンシングなど、どちらかと言えばマイナー競技です。マイナーとは言え、メルマガ21号(車いすフェンシングがすごい)で書いたように関心大でした。フェンシング協会へ寄付金協力したこともあるんですけど。と、怒っても仕方ない。パラリンピックへも申し込んでいるので、抽選結果を待ちたいと思います。

 

嬉しかったこと。これがせこい。書こうかどうしようか迷ったくらい。自称600円貯金をやってます。100円玉か500円玉をせっせと貯金箱へ落としていきます。いっぱいになったので銀行へ入金に。以前、近所のATMへ持ち込んだら機械が壊れて、ちょっとした騒ぎになってしまい恥ずかしいったらありゃしない。それ以来、支店へ行くようになった。クソ重いし、そもそも硬貨を大量に入金しても銀行側はそれほど歓迎してくれません(笑)。

 

そんな中、係の人から『お間違いございませんか?』言われた入金額が、自分でカウントしていたより300円ほど多いじゃないか!もちろん『間違いないです』と即答。銀行がカウントミスはしないだろうから、当方の誤りでしょう。わずか300円ですが、言葉にできないくらいうれしい気持ちになりました。小さいなぁ~と思いつつ、それ以上にラッキーを喜んだ次第。

 

最後に龍ちゃんの言葉『人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ』(芥川龍之介「侏儒の言葉」より)を書き添えます。この言葉は『しかし、瑣事を愛するものは瑣事のために苦しまなければならぬ』と続きます。龍ちゃんには物事が、人生が見え過ぎていたんだろうなと思えて仕方がない…それでは、また来週!

201999日/106号 どちらが嬉しい?

9月になって日暮れが急に早くなりました。6時を過ぎれば暗くなり出して、あれよという間にとっぷりと暮れてしまいます。小学生の頃、8月と同じペースで友達宅で遊んでいて、気がついたら日暮れておりあわてて家に帰ったことありません?

 

近所の商店街にある時計屋へ腕時計の電池交換へ行きました。無料券を手に入れたので。店主(60代後半くらい)のおやじへ腕時計を手渡して待ちます。いつもの時計屋なら2分で終えるところ8分かかった。まぁ、それはいいとして交換された腕時計をすると、明らかにベルトをいじられてサイズがキツクなってる。そのことを伝えると、『(何てこと言うの)私、いじってないですよ!』ときた。『おいおい、(その腕時計)毎日してる本人がキツクなってるって言ってんだ。お前(交換に)トロトロ時間かかったのは、そのせい違うんか!はよ元に戻せ!ボケ!!』

 

とおやじに向かって心の中で叫びました(笑)。

 

すると、その声が聞こえてしまったのか『調整してみます』と言ってきた。でも『元に戻します』とは言わなかったな(笑)。今後、二度と使うつもりはないけれど、ご近所商店街ということもあり『じゃあ、そうして』と返しました。最後に無料券を(おやじの頭にたたきつけたつもりで)渡し、店を出た次第。高齢者がキレるということを耳にするようになりましたが、まさにプチギレされた気分です。こちらも同じようにキレて返していたら、ブチギレされていたかも。なんだか滅入る…

 

自らの非を認めるというのは、ある意味では負けや損につながることゆえ回避したのだろうと思う。こちらは相手に非があるとか、勝った・得したとか全然、思ってないのにね。ひとつ確かなことは、時計屋のおやじは有望な顧客(?)を将来にわたり失ってしまったこと。

 

一方、こんなことがありました。プリンターインクが切れそうなので買いに。出かけた先はPCデポ(東証1部、7618)のお店。株主ではないのですが、手元にある株主優待券を使って安く買おうとした次第。無料券や優待券を最大限活用して生活してるんです(笑)。

 

エプソン製マイプリンターの型番に合うインクを2つほど手に取ってレジへ向かいました。インクを出して、株主優待券とお金を払います。支払は、ざっくり1つが無料になるようなお勘定。するとレジの30代くらいのお兄ちゃんから『インクをLタイプに替えませんか?』と突然の提案。こんなこと言われたの初めてなので『へ?』となり、

 

『高い(インクの)方へ誘導しようとしてる?』と心の中ではなりました(笑)。

 

すると、その声が聞こえてしまったのか『値段は同じで、増量されてるタイプです』と教えてくれた。Lって多分、LargeLなんだ!そんなタイプがあること、その時までまったく知らなかった!!他の量販店では一度も聞いたことないぞ~嬉しさをあまり出してしまうのもどうかと思い、できる限り平静に『あぁ、そうですね。それにして』と言うと、そのお兄ちゃん最後まで聞かずに、インク売り場の方へ駈け出して行っちゃった。

 

四十秒後、1つを手に持って駆けてきた(残念ながら在庫は1つだった)。そしてレジを打ちながら、株主優待の上級サービスが受けられる可能性がないか確認するため、会社から番号連絡が入っていませんか?と尋ねてきた。当然そんなものは手元にないのだけれど、ここまでの一連の対応で当方が至極、上機嫌になったのは言うまでもありません。

 

同社は数年前、PCサポート契約をしていた高齢者が解約を求めると、解約手数料として大金を請求したことで大炎上したことがあります。そんな会社なんだろうな、とのイメージでお店へうかがったところ今回の対応です。180度見方は変わりました。いまだ過去のイメージを持たれているとすれば会社にとっても、お客さんにとっても不幸なこと。今回の件が少しでも広まり、イメージも変わればうれしい限り。帰り際に店内を見渡すと、カウンターではお年をめされたご夫婦やおじいちゃんへ店員が丁寧に説明をしているようでありました。それでは、また来週!

201992日/105号 仕事の重要度と緊急度?

今日から9月(私の誕生月)、終わった3分の2を反省しつつ、残り3分の1を充実させて仕上げたいと思います。8月26日のメルマガ(104号/日経IRフェアの傾向と対策)へ尊敬する経営者の方からメッセージをいただきました。ありがとうございます。

 

『(前略)各企業のホームページにアクセスして、長いレンジで見ていると、変わろうとする会社、ズルズル地盤沈下?している会社が有るなぁと思える。時間軸次第で違って見えるのは、結構面白い。取り巻く市場環境が“混迷の極み“ですから”変化/進化のチャンス“なのでしょう。●●も「変化こそチャンス」のDNAを活かして欲しいものです。今週は、久し振りに東京に行き、高校時代の友人、大学の同期会、OBの方と交流(飲んで、GOLF)です。板倉さんも時間軸を変えて企業や市場を眺めると別の景色が見えると思うけどね!?』

 

最後に書いてくださった「時間軸を変えて企業や市場を眺めると別の景色が見えると思う」を大切にしたいと思います。お蔭さまでサラリーマンとして会社勤めをしている頃と比べると、自分の(会社の)時間軸で物事を見たり・考えたりするようになったし、それが強みでもあるべきだと考えています。が、もしものんびりしすぎていると感じたらクライアントの皆さん、どうかお尻たたいて知らせてくださいね(笑)。

 

時間軸と言えば、最も時間を意識して働いている、あるいは意識して働かざるを得ない方のお話をうかがう機会がありました。どんな仕事をされていると思います?

 

ベンチャーキャピタリストです。日本戦略投資株式会社の佐々木美樹代表取締役のお話です。仕事は、一言で言えばベンチャー企業へ資金提供を行い成長させて、IPOや他社への売却をEXITとして利益を得るものですね。資金だけに限らず人、物、技術、情報などの紹介・提供も必要に応じて行いながら、投資先企業の成長を加速させ、いかに素早くキャピタルゲインを得られるかが腕の見せどころ。

 

佐々木社長によればベンチャーキャピタリストは、まさに人を見るのが仕事とのことで、印象に残る言葉をいくつかおっしゃいました。

 

(1)1時間話をすればその人の来し方行く末がだいたい感じられる

(2)そのために先に自分から裸になる。それを感じて裸になれる人かどうか。垣根を作って

   も誰も得をしない

(3)オーラのある人か

(4)ビジネスは時々刻々変化する。変化しないのは変化への対応の仕方

 

そもそも、ベンチャーキャピタルの投資対象になるのが年率30%(低くても20%以上)の成長を続けていること(この低成長の時代に)。ここを通過すると経営者の人となりや考え方に移っていきますが、(3)のオーラは大切で、引き合いにユーグレナ(の出雲社長)やサイバーダイン(の山海社長)を出されました。そして、(その経営者が)今まで経験したことないようなまったく異質のことへ対応できる人かどうかを見定めていくようです。

 

ベンチャーキャピタリストの仕事は、重要度が高く、かつ時間の緊急度(というか密度・凝集性)も高いタスクの集合体というのが特長だと感じました。そりゃ、突っ込んだお金が利益を生んで帰ってこなければ、即死ですから。普通の会社員の場合、そんなタスクもありますが、重要でないけれど緊急度が高いとか、もう両方とも低いようなものまでありますよね。整理すると①重要かつ緊急、②重要ではないが緊急、③重要でもなく緊急でもないそんな3種タスクへの対応で時間を消費しており、④重要だが緊急ではないタスクまではとても手が回らないと想像します。

 

私自身もかつてはそうでした。でも今は、④重要だが緊急ではない仕事・タスクへの時間を意識して割くようにしています。長い目で見ればそれが成長の糧になったりとか、リスクを低下させることにつながると思うから。あなたも今一度、見直されることをお薦めします。そのための時間がない?ならば、ディア・マスターズへご相談ください。それでは、また来週!

ご相談はこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

080-9195-3710
受付時間
9:00-17:00
休業日
土日祝

ご相談はこちら

お問合せは、電話、ご相談メールにて受けつけています。どうぞお気軽にご連絡ください。

080-9195-3710

メルマガ登録はこちら

 メルマガ登録者へ「IR Master(名人)の心得25ヶ条」を無料でさしあげています。