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2021年9月

  • 197号/29歳と60歳の仕事(30日)
  • 196号/45歳ですべきこと(24日)
  • 195号/スマボって知ってます?(16日)
  • 194号/その文章の主語は?(8日)

2021930日/197号 29歳と60歳の仕事

一日一日と日が短くなって秋めいてきました。今日(30日)は3月期決算企業にとって上期の締め日。明日から中間期決算に向けた準備が始まりますね。無理せず体調管理には万全を期して臨んでください。

 

メルマガネタとしてたびたび書かせてもらっていますが、ピクテ投信投資顧問が主催するコンサートへ行きました。今回で3回目になります(26号/バイオリニストはアスリート、160号/芸術の秋で決意新た)。投資家対応では、なぜかしら相性の良し悪しを感じることがあると思いますが、当方IR現役時代から同社とは日本・英国拠点とおつきあいがあり、現在に至るまで相性のよさは継続しているようです(笑)。ホントに嬉しいかぎり。

 

コンサートは同社が応援して4年目になる上野耕平さんのクラシック・サクソフォンでした。演者と会場(=サントリーホール)が一流となれば、残るはプログラム。今回、ラーションというスウェーデンの作曲家から2作品、グラズノフ(ロシア)から1作品を選曲されました。作品はすべて1934年作曲とのことですが、まったくの初見というか初聞です(笑)。いずれにしても上野さんの生サックスを堪能でき満足至極なり。

 

へぇ~!と驚いたのはラーションの1作品目(弦楽のための小セレナーデOp.12)は弦楽四重奏曲でサックス演奏はなく、指揮者として登壇されたことでした。パンフのタイトルに「上野耕平、指揮者への道」とあったのはこのことだったんだ。サックス奏者からいよいよ指揮者へチャレンジしようという試み?このあたりの率直な心境をもう少し壇上から語って欲しかったなぁと思うのはぜいたくなお願いでしょうか。これからも溢れる音楽才能・センスと1992年生まれ29歳の若さを武器に新しい領域へ挑戦を続けて欲しいと素直に思いました。

 

 

さて、昨日(29日)の当方誕生日に還暦という節目も加わり、また上野さんのコンサートが刺激になりアフター60の人生について思いを巡らせる機会となりました。あらためて自身の仕事観を振り返ったと言い換えてもよいかもしれません。

 

仕事というと、スティーブジョブズの言葉を思い出します。2005年スタンフォード大学卒業式のスピーチで、最後に述べたStay hungry, stay foolishは有名な一言になっていますね。個人的には次の箇所が気にいっています。(日本語訳は、各種サイトからよいと思えるものをコピペしています。)

Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work. And the only way to do great work is to love what you do. If you haven't found it yet, keep looking. Don't settle. As with all matters of the heart, you'll know when you find it. And, like any great relationship, it just gets better and better as the years roll on. So keep looking until you find it. Don't settle.

 

仕事は人生の一大事です。自分が心の底から本当に満足を得たいなら、自分が素晴しいと信じる仕事をやる、それしかないのです。そして素晴らしい仕事をしたいと思うなら、好きなことを仕事にすることです。まだ見つかってないなら探し続ければいいのです。妥協して立ち止まらないことです。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。素晴らしい人間関係と同じように年を重ねるごとにさらに良くなっていくものです。だから探し続けてください。立ち止まってはいけません。』

 

 

ジョブズの言うことは充分にわかるものの、一歩を踏み出せない自分がいたりします。そんな時には米小説家マーク・トゥエインの言葉を思い出すようにしています。やらなかった(=挑戦しなかった)後悔の方が、やったこと(=仮に失敗したとしても)の後悔よりも大きいのは確かです。今から20年、80歳になった時、よかったなぁと思える人生にしたいもの。

20 years from now, you will be more disappointed by the things that you didn’t do than the ones you did. So, throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.

 

今から20年後、あなたはやったことよりもやらなかったことに失望する。だから、もやい網を解き放ち、安全な港から船を出し、貿易風を帆にとらえよ。探検し、夢を見、発見せよ』

 

 

最後は、祈りにも似た気持ちでこう思う自分がいます。

 

こころよく

我にはたらく仕事あれ

それを仕遂げて死なむと思ふ

 

石川啄木の「一握の砂」からの一首です。ご存知の方も多いと思います。啄木は、他に何首もの名歌を残していますが、私の中ではこれがいちばん。啄木に対するイメージは、夭逝(26歳)の天才詩人、繊細・ナイーブ、望郷の詩作が多い、お金・女性にルーズ等々ではないかと思います。いずれもある一面では正しいのですが、すべてとはとても言えません。私自身もドナルド・キーンの「石川啄木」(新潮社)を読むまではそうでした。啄木について語ることが趣旨ではないのでこれくらいにしておきますが、ご関心あれば一読して啄木の意外な一面を知ってください。

 

ほんとうはこの歌のように一生をかけてやり遂げる仕事を得ることが理想なのですが、せめて歌の前半部、「こころよく我に働くしごとあれ」をこれからも追い求めます。クラアイント、株式市場関係者の皆さまにはどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。それでは、また来週!

2021924日/196号 45歳ですべきこと

東京では昨日(23日)が9月に入りいちばん気温が高かった(32℃)そう。菜園へピーマンの収穫に出かけました。簡単な作業ですが、汗が噴き出て顔滝状態(笑)。赤色ピーマンを料理し食べましたが、香り豊かで少しばかり得した気分に。

メルマガ195号(スマボって知ってます?へメッセージをいただきました。ありがとうございます。

『スマボの進化は凄いですね〜。○○○○(弊社)もついて行けないくらいです。孫さんは、なんやかや、問題もあるけど凄いですねぇ。人でなければ出来ないことの領域が益々狭くなりそうです。』

 

『板倉様 いつもお世話になっております。連休はいかがお過ごしでしたか?台風は来ましたが、その後は秋本番を思わせる、さわやかな天気になりましたね。

 

板倉さんの菜園の記録を拝読していて、うらやましいなと思いつつ「近所にこういう菜園はないからな…」と思っていました。ところが先週、家内と近所を散歩していて、区民農園を見つけたのです!見るからに新しく、作物が植わっているのはほんの数区画。どうなっているのかと調べたら、もう募集は終わっているようでした。

https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-park/20200117184317.html

 

次の募集を狙いますが、近所にこういう菜園が出来ただけでもなんだか楽しみになってきました。他人様の畑ですが、これからたまに眺めに来て成長を拝見したいと思います。ここなら自転車で通えます。時節柄ご自愛ください。』

 

『板倉さん、素晴らしい秋の収穫ですね。そしてもう冬野菜のご準備、周到ですね。板倉さんの孫さんのマジック、スマボのお話、大変面白かったですし、早速、Youtubeで検索して見ましたが、見所など書いてくださったので一層面白いと感じました!Have a great weekend!

 

『板倉さん、メルマガ送付ありがとう。出来の良いプレゼンは、楽しいですね。私自身は、聴く人達に理解しやすい平易な言葉で簡潔に自分の言葉で話す事を心掛けていました。何よりも「このプレゼンの目的は何か?」を忘れないようにしたつもりです。

 

スマボの話ですが、近い将来そんな世界になると思います。1億台のスマボが、10億人の仕事を代替するとすれば…その10億人は一体何をすれば良いのだろうか?と思うけどね。子供時代から急速な技術進歩の中で過ごした私としては、「急増する世界人口、急速な技術進化に因る余剰人員」のミスマッチをどの様に対応するのだろうか?と思うけど。まぁ〜暇だから色々と考えてしまう。』

 

 

サントリーホールディングス新浪社長の「45歳定年説」が話題になっています。世の中の反応は、「経営者の横暴だ」「安易なリストラ反対!」に代表されるネガティブ派が多いようです。でも、同社の雇用制度がそうなっているかというと決してそうはなっておらず、むしろ社員を大切にする優しい会社であると思います。例えば、2013年に65歳定年制を導入していたり、65歳以降最長5年の再雇用制度があったり、カムバック制度(45歳以降に転職・起業した社員が復職できる)等々。ご本人の発言の意図は、日本の将来には成長産業へ人材を移動させることが必要であり、企業の新陳代謝を高めるために提案されたとのこと。

 

では、何が引っ掛かったと言えば「定年」という言葉を使ってしまったことではないでしょうか。どうしても会社都合による人員削減策の印象につながってしまいます。せめて「45歳セカンドキャリア支援」や「45歳セカンドステージ支援」だったならば印象はずい分と異なっていたはず。45歳でなく、55歳前後で似たプログラムを運用している会社はいくつもあります。

 

会社制度の有無は別にして45歳という年齢は今までの自分のキャリアを棚卸して、来るべきセカンドキャリアに備える年齢だと思います。大卒であれば社会人になって20年強。会社員として酸いも甘いも一通り経験されてきたはず。さて、次の20年をどうしようかしら?と考える時期かと。

 

私事で恐縮ですが、以前勤めていた会社で45歳の時に営業からIRへ異動しました。アレコレ考えて自ら異動を希望。すると信念の魔術(こんなタイトルの本がありました)、祈りは通じる(笑)。それからIRへ専念する機会を得て、10年後、56歳でディア・マスターズ起業に至りました。今でも前職の会社には感謝しかありません。ちなみにIR担当して数年たった頃、異動の裏事情をかつての営業取締役から聞きました。当初、希望は没だったものがCFOの一声で変わったのだと。CFOからはそんなこと一言も聞いてなかったよ~(閑話休題)

 

新浪社長の提案、個人的には至極もっともな意見だと思います。むしろ45歳という妙齢で会社が棚卸しする機会を与えてくれると考えれば、それに乗っからない手はないでしょう。来週29日、ナ、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント誕生日で還暦を迎えてしまう時期に45歳定年説を聞き、自分の来し方を振り返ってみたのでした。それでは、また来週!

2021915日/195号 スマボって知ってます?

久しぶりの晴天の下、菜園で秋・冬野菜の準備をしました。ナス、オクラ、エゴマ、モロヘイヤを引っこ抜いて更地化。そこへ牛糞堆肥(12㎏)と苦土石灰(1.5㎏)を混ぜて土づくり。半日ほど腰を折ったり屈んだりしての作業にバテバテ(汗)。現在、我が家の菜園は写真のような状況。右手前はピーマンとパブリカ。ピーマンは真っ赤に完熟するのを待って収穫するつもり。奥に見える防虫ネットは芽キャベツを守っています。

ソフトバンクワールド2021が昨日(15日)から明日(17日)までオンライン開催されています。毎年恒例のソフトバンクグループ最大のイベントです。昨日午前830分より1時間10分、孫さんの基調講演をライブで聴きました。テーマは、日本の競争力を取り戻す鍵について。孫さんのプレゼンは、内容の分かり易いことは言うまでもなく、プレゼン後にこれ聴けてよかったなぁと思わせる、まるで質の高い小説やマンガを読んだ後の読後感にも似たものを感じたのでした。これが孫マジックか!?

 

分かり易さの源になっているのは、伝えたいことをストーリーとしてプレゼンしているのが効いています。伝えたいことは、日本が再び成長するための復活の鍵は「スマボ」ということ。これを起承転結の構成にのっけて巧みに語りました。

 

<起>の部分

プレゼンの始まりであり、つかみの部分。ここでは米テスラのイーロン・マスクが最近発表した人型ロボットの話題から入りました。時速8kmで歩くことができ20㎏の荷物を持つことができる。孫さんは、ロボット大好き人間なので発売されたら真っ先に購入すると言う一方で、我がソフトバンクにもロボットはあるんです、ペッパー君ですと紹介。この時、背景のプレゼン投影画面にうなだれているペッパー君が大写しされたのには笑った。

 

<承>の部分

テーマの背景である日本の競争力の変遷、世界競争力ランキングで80年代の1位常連時から現在の31位へ転落している状況。競争力=労働人口×生産性と考えておられるのですが、(日本の)労働人口減少と生産性低迷が背景にあると分析。そんな中、復活の鍵は「スマボ(スマートロボット)」とまず結論を述べた。スマボは、孫さんの造語だそう。ソフトバンクが2007年にガラケーが日本を席捲していた時代にアップルのiPhone(スマホ)をいち早く市場投入し大成功したことを引き合いに、ガラボ(ガラケーのようなロボット)からスマボ(人間のようなロボット)への転換が再成長の鍵になると明言されました。

 

スマボのすごさ・素晴らしさを投資先のボストン・ダイナミクスのロボット映像を使い紹介。

https://www.youtube.com/watch?v=nWiZC0bjLcw

 

人からスマボへ切り換れば労働時間は18時間から24時間の3倍、生産性もAI活用により3.5倍になることが確認されている。だから競争力は3×3.510倍の計算。イメージをより明確にするため、スマボ1億台で労働人口10億人構想をぶち上げられました。そしてAI起業家集団に対し資本家(投資家ではない)として参画して共に未来を創ることがソフトバンクの貢献すべきところと宣言されました。これに続いて、投資先企業を取りまとめるビジョンファンド12とラテンアメリカファンドについて説明。

 

<転>の部分

承の部分を具体的に展開して、ファンド内の投資先企業301社から選りすぐったスマボ企業の7社をビデオ録画と共に紹介。孫さんがいちばん力を込めてプレゼンしている気がしました。

① Agile Robots社/製造業で人でなければできないと考えられていた作業を代替する

② Auto Store社/物流倉庫の超効率化をキューブ型自動倉庫ピッキングシステムで実現

③ Berkshire Grey社/物流拠点向けピックアップ&プレイスロボットの開発

④ CMR Surgical社/医療現場において開腹せずにすむ高度な腹腔鏡手術ロボットメーカー

⑤ Keen On Robot社/レストランでのインテリジェント配膳ロボットメーカー

⑥ Gaussian Robotics社/業務用清掃ロボットメーカー

⑦ Automation Anywhere社/RPA技術で伝票作成等の単純作業をソフトウェアで代替

 

<結>の部分

プレゼン完結部分ですが、シンプルに「スマボが日本復活の鍵」としたうえでスマボ1億台が10億人分の労働人口に相当することを再度述べて終えられました。最後が長くなると、聴講者はくどくていやになってしまうものですが、あっさりまとめられたことが逆に強い印象につながったと考えます。ダイエーホークス団旗を持ち整列したペッパー君たちが、盛んに旗を振り応援している姿が最後に投影されたのでした。

 

最後に孫さんのいで立ちとプレゼンスタイルについて。ダークカラーのシャツ(ノーネクタイ)にジャケットを羽織って登壇。かしこまり過ぎでもラフすぎでもなく、ほどよく落ち着いた印象でした。全体を通してゆったりしたスピードで、声を張り上げるわけでもなくプレゼンされました。プレゼン資料のビジュアルはどれも一目で理解できるようにまとめられていたのは言うまでもありません。「スマボ」という言葉は、最初から最後までくどいくらい繰り返し口に出されていたのは、どうしても記憶してもらいたいキーワードだったからに他なりません。良いプレゼンを聴講するのは色々と勉強になります!それでは、また来週!

202198日/194号 その文章の主語は何?

前職において20数年前、フィリピンに駐在していたことはメルマガでもたびたび書いてきました。そのフィリピンのナショナルフラッグであるフィリピン航空が破産申請したとメディアで報じられています。

 

フィリピン地場のエアラインには色々お世話になりましたが、特にフィリピン航空と聞くと今でも懐かしく思い出す出来事があります。それはマニラからセブ島(顧客である電子部品や電子機器の大規模工場がある地であり、同時にマニラから90分ほどのリゾート地でもある)へのフライトで私自身が体験したことです。さて、それはどんなことだったと思いますか?

 

{C}     フライトアテンダントからフライト中に行うビンゴゲームで当選者へのプレゼントである生歌をカラオケで歌って欲しいと言われた(何という偶然か、フライトアテンダントは男性で、当方がカラオケで歌う場にたまたま居合わせたことがあるという。)

 

{C}     フライトアテンダントから今日の乗客は日本からのツアー客が多いのでフライト中の注意事項を日本語でアナウンスして欲しいと言われた。(座席がたまたまフライトアテンダントとのいわゆる「お見合い席」だったためと思うが、席につくやいなや頼まれた。)

 

{C}     {C}搭乗すると機長がつかつかっと寄ってきて、2000ペソ支払えばセブ到着までのフライト中、コックピットへ座らせてあげるよ、と言ってきた。(当時、工業団地内の社食(ランチ)が167ペソという時代でした。)

 

{C}     搭乗のためボーディングブリッジを歩いていると積み込みの作業着スタッフから呼び止められて、日本人ツアー客のチェックイン荷物が多過ぎて定刻出発できそうないので、外へ出て(積み込みを)手伝って欲しいと言われた。

 

 

正解は②です。で、アナウンスをしました。日本語で。『本日は、ご搭乗ありがとうございます。本機はフィリンピン航空フライト○○○、マニラからセブ行のフライトです。飛行時間は、90分を予定しています。短い時間ではありますが、安全なフライトのためご協力をお願いしたいことがあります…』てな感じだったと思います。

 

フライトアテンダントからこれだけは必ず言って欲しいと言われたのが、<機内での喫煙は禁じられており、トイレ内や機内最後部での喫煙も固く禁じられている>ということ。話を聞くとお行儀の悪い日本からのツアー客の中には、事前に聞いていても(トイレ内や最後部で)喫煙する輩が結構いたらしい。それを聞いて、同じ日本人として申し訳なく、そして悲しくなってしまい協力をしなければと思ったのでした。アナウンス後、Thank you, Sir!と言ってボールペン1本お礼にくれたのでした(笑)。

 

 

メルマガ192号(823日付け、リアル vs バーチャル)へメッセージをいただきました。通訳を介しての取材に関するとてもとても大切なポイントを指摘くださいました。ありがとうございます!

 

『(前略)ある通訳さんに言われました。「○○さんのお話は分かりやすいし通訳しやすいです。ですから相手もよくわかってくださいます」と。これは自慢ではないですが、通訳さんを入れて外国人とお話する際の基本的なことを示唆していると思いました。つまり、間に立ってくださっている方にご理解いただかなければ、さらにその先に伝わるはずがない。そういう意味で、外国人ときちんと対応したいと思ったら、きちんとした日本語で正確に分かりやすく話ができるように訓練すべきである、ということを教わりました。(後略)』

 

通訳と上手につきあうにはどうすればいいのですか?という問い合わせをいただいており、皆さんの関心の高さがうかがえました。あらためて、上手につきあうというか留意点という視点で基本を考えてみたのが以下です。他にも多々あると思います。あなたが行っている通訳との上手なつきあい方をお知らせいただければうれしいです。

 (1)通訳はロボットやAIではなく、人間であるという当たり前のことに気づく

(2) 通訳する話が長すぎるのは、通訳にとっても相手にとっても百害あって一利なし

(3) かといって(通訳する話を)何でもかんでも切り刻んで短くすればよいものでもない

(4) 主語を明確にして話をすることから始める

(5) サポート資料は、簡潔・明瞭なものがいちばん伝わる

 

懇意にしている通訳の方から特に(4)に気をつけると効果があると聞いたことがあります。主語を明確にして話すことで、英語文型における(述語)動詞、目的語が自然に浮かび上がった話し方につながるからです。それは、通訳にとって理解しやすく、通訳しやすいものに他ならないと思います。他にも通訳から見たよいIRについて簡単に整理したものがありますので、ご関心あるかたはいつでもお声がけください。それでは、また来週!

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