国内投資家、外国人投資家、個人投資家、証券アナリスト、IR支援会社などの属性に応じたアドバイスを行い、実務の部分まできめ細かくご提案

お気軽にお問合せください

080-9195-3710
受付時間
9:00-17:00(土日祝除く)

2024年2月

  • 258号/日経平均が最高値更新
  • 257号/出版記念セミナー開催します!

2024226日/258号  日経平均が最高値更新

先週末の世界卓球選手権団体の女子決勝は、日本が中国相手に第5試合までもつれこむ大激戦でした。中国選手に打ち負けせず、勝っていてもおかしくない内容に夜遅くまで見入ってました。1971年以来の金メダルを獲得していれば、今日のメルマガは卓球ネタにしたのに、ほんとに惜しかった。代わって53年ぶりではないけれど、34年ぶりに最高値を更新した日経平均株価についてです。バブル期の1989年12月29日大納会でつけた終値38,915円を2024年2月22日終値は39,098円と突き抜けたのでした。

 

34年前(=1989年)皆さんはどこで、何をしてましたか。TBSテレビのドラマ「不適切にもほどがある!」は、1986年に生きる主人公が38年後の2024年へタイムスリップしてしまうドラマですが「(当時)あった、あった」の内容に個人的には、ドはまりしてます(笑)。1989年と言えば、その3年後。私自身は19892月に京セラから日東電工へ転職したばかりでした。28歳というまだ若手といってもバチは当たらない年齢です。入社して半年後に異動を命ぜられて大阪から東京へ転勤したこともあり、職場だけでなく住環境等にも慣れていかねばなりませんでした。

 

私自身は上述のような状況であることに加えて、会社も液晶事業という大鉱脈を掘り当ててブレイクする前でしたので、むしろバブルの熱気からは距離があったと記憶しています。が、世の中がバブル絶頂期であったのは間違いなく、身辺ではこんなことがありました。大学生時代の先輩と飲みに行った際のことです。大手証券会社に勤める先輩は、ボーナスの話をしてくれました。当時は、まだ封筒に入れて手渡しの時代です。その封筒が縦置きにして立つんだ、と言われて驚いたものです。また、別の先輩と六本木へ繰り出した際には、何件か飲み歩き(当然のように)終電が無くなりました。独身寮の浦安までタクシー帰宅か、やれやれと思っていると「(六本木)プリンスホテルが近いから、そこへ泊ろ」とためらわずにチェックイン。今でもはっきりと覚えているのは、ロの字型のホテル建物の内側にはワイキキをイメージしたかのようなプールがあって、深夜にも関わらず戯れている人達が何人もいたこと。言うまでもなく宿泊費は先輩持ちでした(笑)。年齢にして2、3歳ほどしか違わないのに、この先輩方との違いは何だと当時は思ったものですが、バブルがはじけると大手証券会社は自主廃業、六本木プリンスホテルは2006年に営業終了したのでした…平家物語「祇園精舎の鐘の音~」ってこういうことなんだと実感したものです。

 

翻って令和の世と比較してみるとどうでしょうか。バブルの熱気や高揚感を誰もが感じる世の中とは言いがたいと思います。一方で、株式市場の指標を比べてみると違いは明白です。

 

指標            198912月   20242

東証時価総額         606兆円     943兆円

PER             61.7倍      16.5

PBR             5.6倍       1.4

売上高経常利益率       3.0%       6.0%

世界株時価総額の日本比率   37%                   6%

*日経朝刊2024222日より抜粋

 

34年間で東証時価総額は、1.5倍ほどになっているものの、世界の株式市場に占める時価総額の比率は6%にすぎません。同期間中、時価総額は14倍にも成長し今や6割弱を占める米国市場とは大きな違いがあります。株価バリュエーションを示す指数は、特にPERですが60倍超の異常とも言える数値と比べれば足元の16倍は健全そのものです。当時は60倍を正当化する説明がまことしやかになされていました。利益率も足元では2倍となる6%へ改善しています。個社においては、一言で論じることができないほど状況は様々であると思いますが、ひとつ間違いなく言えるのは、IRの重要性は以前にもまして高まっていくということです。

 

ディア・マスターズとしては、クライアント企業がIRにおける当たり前のことを当たり前に行えるようお手伝いをして、かつ当たり前のレベルを引き上げられるようこれからも励んでまいります。前メルマガ(257号)でもお知らせしましたが、319日(火)にFigurout社と共催で新刊記念イベント「IR実務のスキルとテクニック」と題したセミナーを中央経済社ご協力のもと開催します。皆さんのご参加をお待ちしております。

 

申し込みはこちらから。

http://www.dirmasters.com/17079825154815

 

最後になりますが、日本株式市場が盛り上がるこのタイミングで、さすが抜け目ないなぁと感じた出来事をひとつ。ゴールドマン・サックス証券が日本の株式市場をけん引する7つの有力銘柄を「セブン・サムライ(七人の侍)」と称して公表しました。7つの銘柄とは、SCREENホールディングス、アドバンテスト、ディスコ、東京エレクトロン、トヨタ自動車、SUBARU、三菱商事です。特長は、最初の4社が半導体製造装置メーカーであること。米国のMagnificent Seven(アルファベット、アップル、メタ、アマゾン、マイクロソフト/以上5GAFAM、そしてエヌビディア、テスラ)の日本版を問われて選出した企業とのこと。Magnificent Sevenは映画「荒野の七人」の原題。そして、そのオリジナルは黒澤明監督の「七人の侍」であるのは知られた話です。セブン・サムライがMagnificent Sevenのように大きな存在になっていくか注目したいと思います。それでは、また次回!

2024213日/257号  出版記念セミナー開催します!

こ~んに~ちは~!(錦鯉の長谷川さん風に(笑))。ディア・マスターズの板倉です。第54回全日本錦鯉品評会の様子をニュースで偶然に見ました。全日本とのことですが、海外25カ国もの国から出品があり、実質的には世界No.1錦鯉を決める大会です。様々な賞がある中、総合優勝した錦鯉は、体は張りがあって大きく(1m近くあるのでは)、模様もその色目も鮮やか。京都のお寺の池ですくすく育った錦鯉の中にも立派なものはいるけれど、それとはまったく別次元の生き物のようで見とれてしまった。新潟の養鯉場で大切に育てられたらしいですが、オーナーはロシア人と聞いて驚いた。もひとつ驚いたのは、その価格。養鯉場の方が、仮に値をつけるとすれば1億円は軽くするでしょうと言ったこと。まさに泳ぐ宝石/泳ぐ芸術品ですね。錦鯉がこんなことになってるとは知らなんだ。

 

319日(火)に拙著「投資家をつかむ IR取材対応のスキルとテクニック」出版記念セミナーをリアル開催します。出版元の中央経済社のご協力のもと、IRダッシュボードサービスを提供している株式会社Figurout(東京都千代田区、中村研太代表取締役)と共に主催する運びになりました。ディア・マスターズとしては、20199月の「第2回現場力向上セミナー/今、必要とされるIRとは?外国人投資家から選ばれる企業となるために」以来、4年半ぶりのことになります。何はともあれ、開催概要からお知らせします。

 

<開催概要>

セミナータイトル:「IR実務のスキルとテクニック」

=企業価値向上に向けたIRエンゲージメントと可視化のポイント=

開催日時    :2024319日(火)18:3020:30

開催場所    :株式会社中央経済社ホールディングスビル7

         https://www.chuokeizai.co.jp/company/access.html

         (地下鉄神保町駅A7出口徒歩3分)

主催      :ディア・マスターズ株式会社、株式会社Figurout

協力      :株式会社 中央経済社ホールディングス

参加対象    :上場企業のIR担当者、マネージャー、役員

参加費     :「投資家をつかむI取材対応のスキルとテクニック」ご購入が必要です

*既に本書をお持ちの方の参加費は、無料です(当日ご持参ください)

*当日、会場でもご購入いただけます(書籍代2,750円/税込)

参加申し込み  :こちらから(事前購入もこちらから可能です。

 

 <プログラム>

私と中村さんからそれぞれ30分ずつお話させていただき、その後二人で30分を目安に対談します。最後は、交流会として参加者の皆さんの名刺交換やサイン会の場を設けます(2030分までには終了予定)。

18:00 開場

18:30 開演

18:40 新刊「投資家をつかむIR取材対応のスキルとテクニック」板倉正幸

19:10 IRダッシュボードサービス「Hooolders Analytics」の効果的な活用方法、活用事 

      例 中村研太

19:40 板倉正幸/中村研太 対談「企業価値向上に向けたIRエンゲージメントと可視化」

20:10 著者サイン会/交流会

 

私と中村さんのお付き合いが始まったのは20226月からです。某スポットコンサルサービスで中村さんの案件へ私が返信したことに始まります。問合せは「上場企業の経営者、CFOIR担当者が、自社の活動(IRやプレスリリース、パブリシティ)が、投資家によってどのように受け止められ、株価が動いたのかをウォッチするツールを開発しています。金融業界向けのサービスはブルームバーグなどをはじめとしていくつかあります。が、もともと投資家向けのサービスなので、発行体企業からすると無駄なところも多く、高価な割に知りたい情報が手に入りづらいのでは?」という内容でした。

 

以降、情報・意見交換が始まり、中村さんの開発されたツール(Hooolders Analytics)は、α版、β版と着実に完成度を高められていきました。結果、今日のバージョンに至っています。もちろんこれは最終形ではなく、既存機能の改善・向上は言うまでもなく、新機能も事あるごとに追加されています。個人的には、このHooolders Analyticsはリーズナブルなサブスク料金で、IR担当者や経営者の痒いところに手が届くデータを提供してくれると思います。セミナーでは、ツールの紹介から活用方法や事例をお話くださるそうですので、ぜひ楽しみにしてください。

 

株式会社Figuroutウェブサイト

https://figurout.co.jp/

 

さて、肝心の私は何をお話するかというと…正直、まだまったくの白紙状態です。強いて言えば、拙著をお読みくださった皆さんの関心の高かった箇所へフォーカスしたお話ができればと考えています。「関心の高かった」というのは、疑問や不明点の多かった箇所と言い換えてもよいかもしれません。ということで勝手なお願いではありますが、皆さんからの読後フィードバックをお聞かせいただければ幸いです。

 

最後になりますが、このようなセミナーの場をコロナ禍の明けた今、持てることを心から嬉しく思います。皆さん、こぞってのご参加をよろしくお願いします。それでは、また次回!

ご相談はこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

080-9195-3710
受付時間
9:00-17:00
休業日
土日祝

ご相談はこちら

お問合せは、電話、ご相談メールにて受けつけています。どうぞお気軽にご連絡ください。

080-9195-3710

メルマガ登録はこちら

 メルマガ登録者へ「IR Master(名人)の心得25ヶ条」を無料でさしあげています。