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2024年1月

  • 256号/焼き肉、美味かった!(29日)
  • 255号/2024年のリスクと目標(15日)

2024129日/256号  焼き肉、美味かった!

今週から3月期企業の3Q決算発表が本格化します。明後日(31日)には300社超の企業が発表予定とのこと。寒い日が続いていますが、IR担当の皆さんには万全の体調で臨まれるようお祈りしています。

 

「( )肉( )食の( )に入る漢字を書きなさい」とは誰もが一度は見た・聞いたことがあるのではないでしょうか。学校の先生が求める回答は(弱)肉(強)食ですが、ある生徒が(焼)肉(定)食と回答して正解とすべきか先生を悩ませてしまったという、都市伝説のような話ですね。

 

では、「( )飲( )食」はいかがでしょうか。こんな感じの回答が多いのではと思います。

(暴)飲(暴)食

(牛)飲(馬)食

(鯨)飲(馬)食

(痛)飲(大)食

 

ひょっとしたら次のような回答もありかもです(笑)。

(爆)飲(爆)食

(酒)飲(肉)食

 

今回は暴飲暴食に関するお話です。実は「暴飲暴食」という焼き肉屋へ行ってきました。私は、食べ物について特段の美食家でもなく犬のように何でも食らうのですが、そんな私がこれは美味いなぁ、と珍しく感動したのです。店名の由来である「焼き肉を食べる時くらい、糖質制限とかダイエットとか禁酒とか、そういう事は忘れて暴飲暴食」というコンセプトを実体験できると感じました。同名の店舗を既に広尾と武蔵小杉で出店しており、中目黒は昨年10月に開店したばかりの3店舗目です。予約の取れない店として有名らしいのですが、私はたまたまキャンセルによる空きが出た直後に予約ネットにログインしたようで、あっさり入ってしまいました。1700スタートでしたが(笑)。

 

予約日当日は早め、かつ軽めの昼食で体調を整え、いざ中目黒へ。お店は、東急中目黒駅から徒歩4分ほどです。4階建てのビル丸々がレストランになっています。ビルといってもペンシルビルに近く、エレベーター設備はありません。17:00予約の客は、階段で4階までテクテクと上がっていかねばなりません。席に案内されるとメニューの説明です。

メニューは、いさぎよいというか大胆というか暴食コース1本のみで勝負しています。

・白菜キムチ

3種盛り(タン、サガリ、ミノ)

・焼き野菜(ピーマン、茄子)

・サンチュ(包菜)

・暴食カルビロース(塩)

・暴食カルビロース(タレ)

・冷麺(締め)

・ご飯無料

・ドリンク全品90

 

白菜キムチは普通サイズのお皿に山盛りで出てきます。二入で食べたのですが、おかわりの必要はまったくありませんでした。生ビールを飲みながらお肉がサーブされるのを待っていると、3種盛り(タン、サガリ、ミノ)がやってきました。大きな一皿に薄紅色のタンと濃紅色のサガリ(ハラミとして提供している店もある)がグラデーションも鮮やかに敷き詰められており、その中央に上品なピンク色のミノが盛られています。

 

この一皿が終わるころにお兄ちゃんが、山のように積まれたカルビロースの肉塊を6個ほど持参して見せてくれます。この辺の演出はお見事。いやがうえにも期待は高まります。ほどなくカルビロースの登場です。多分、ここでお店の評価が二分されるのではないかしら、と思いました。というのは、お肉が薄くスライスされているからです。焼き肉って厚みのあるお肉を一回、二回とひっくり返しながら食べるものと刷り込まれていると、そのギャップに不満を持ってしまうかもしれません。私は、何の問題もなく美味しくいただきましたが。

 

最初のカルビロースは塩タレです。大皿一面にカルビロースが敷き詰められ、上にはたっぷりの刻まれたネギが乗っています。それをトングで混ぜ混ぜして和えます。そしてお好みの量をコンロの上で転がすように焼いていきます。時々、炎がブワ~ッと豪快に舞うのですがそれもまた、これから楽しむ肉味への期待感を高めるのです。

 

あっさりと一皿を食べた次に登場するのは、一般的なタレのカルビロースです。これに合わせて生卵がサーブされますので、それにくぐらせていただきました。最近では、すき焼きのような食べ方をする焼き肉が流行っているのでしょうか。それとも薄い肉だから?嬉しかったのは、この二皿を平らげたタイミングで、もう一皿おかわりできます、と言われたこと。タレの方に限るとのことですが、いただかないわけがありません(笑)。これらを食べきった頃合いで締めの冷麺がやってきました。おつゆと胡麻のシンプルな味付けで、23口ですんなり食べられる適量でした。

 

さて、お会計は爆食コースが17,900円(税抜き)、飲み物は2名で計5杯(450円)ほど飲んでいました。ご飯は普通盛り(0円)。個人的には、肉の質や量、キムチ・野菜の新鮮さ、店員さんの愛想のよさなどから、とっても満足度の高い焼き肉でありました、後悔するのは食い意地が先行しすぎて、肉の写真を撮っていないこと。唯一の写真は、お店入口の看板だけに終わってしまったことです。「暴飲暴食」でぜひ一度、ググってお肉の写真を見てください。この肉パワーで寒い2月を乗り切っていきます(笑)。それでは、また次回!

2024115日/255号  2024年のリスクと目標

 

おはようございます。ディア・マスターズの板倉です。昨年はお世話になりありがとうございました。本年もよろしくお願いします。早いもので1月に入って半分が過ぎました。(1年の)24分の1が終わっちゃいました。本日15日には「資本コストと株価を意識した経営の実現に向けた対応」を開示している企業の一覧表が東証から公開されますが、注目しています。

 

さて、年初のメルマガ鉄板ネタのひとつは年度のリスク予測です。まずは、10大リスクの本家本元、米ユーラシアグループ イアン・ブレマーさんの予測から見ていきましょう。

 

ユーラシアグループ202410大リスク

1)米国の分断

2)瀬戸際の中東

3)ウクライナの事実上の割譲

4AIのガバナンス欠如

5)ならず者国家の枢軸

6)経済回復できない中国

7)重要鉱物の争奪

8)インフレの足かせ

9)エルニーニョ再来

10)米国でのリスキーなビジネス

 

今年は、発表が例年よりも遅かったような気がするのは私だけでしょうか。リスクのトップは11月の大統領選であり、ある意味当然。注目したのはレポートの次の一節です。『米国はすでに世界の先進工業民主主義国家で最も分裂し、機能不全に陥っている。2024 年の選挙は、誰が勝ってもこの問題を悪化させるだろう。投票結果は(少なくとも現時点では)本質的に五分五分であり、唯一確実なのは、米国の社会構造、政治制度、国際的地位が傷つけられ続けるということだ。』仮にバイデンが勝利してもトランプは『合法・非合法のあらゆる手段で結果に異議を唱え、選挙プロセスの正当性を非難するだろう』と予測しています。

 

意外感があったのは台湾総統選挙があがっていなかったこと。が、レポート中の「(5)ならず者国家の枢軸」の内容を確認すると「米国の危険な友人」との項目が含まれており、しっかり民進党の頼副総統(13日の総統選で総統に当選)があげられていました。米国の対台湾スタンスは、主要な同盟国(=友人)であり現状維持としながらも、米国が紛争に巻き込まれる可能性があるとの見方を示しています。

詳細はこちらから:

https://www.eurasiagroup.net/siteFiles/Media/files/Top%20Risks%202024%20JPN.pdf

 

次いで今年から初登場のPwC Japanグループの2024年地政学リスク展望です。今までならば、米ブラックストーン社バイロン・ウィーンさんの名物「びっくり10大予想」となるのですが、昨年お亡くなりになられたことによるものです。

 

PwC Japanグループが考える202410大地政学リスク

1)米国大統領選挙

2)台湾情勢

3)ポスト・ウクライナ紛争

4)グローバルサウスの第3極化

5)西側諸国のデリスキング政策

6)中国の非市場的経済行為

7)グリーン鉱物の争奪戦

8)サイバー驚異の継続

9)新興技術への規制をめぐる競争

10)データ保護主義

 

コンサル会社らしく上記10個のリスクを分かり易く3つにセグメンテーションしています。(1)~(4)は、パワーバランスの多極化。(5)~(7)はグローバル経済の細分化。そして(8)~(10)は、デジタル経済の断片化です。さすがにうまいこと仕分けるものです。個人的には(5)に着目です。デリスキングとはリスク低減の政策方針ですが、昨年5月のG7広島サミットで日本は(米国の)デリスキングの方針に合意を示しています。日本政府が対中規制強化に動けば、半導体輸出規制や対中投資規制による影響が皆さんの会社に生じる可能性があります。

 

詳細はこちらから:

https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2023/assets/pdf/geopolitical-risk2024.pdf

 

3つ目は1月5日付け日経朝刊に掲載のコラム大機小機における「とんでも予想」です。

 

日経大機小機のとんでも予想

1)中東での地域紛争拡大

2)原油価格高騰・インフレ再燃と欧米の再利上げ

3)円安加速と日銀の早期利上げ

4)トランプ候補の再選

5)ロシア・ウクライナの停戦

6)自然災害

7)電力危機

8)中国の台湾政策強硬化

9)政治不安と政策停滞

10)国債の格下げ

 

先述2つの予想に近しいものは(1)(4)(5)でしょうか。(3)の円安加速は、円高予想のエコノミストが多い中、しいて言えば驚きでした。また(6)(7)(9)が合わせ技で一本となると(10)がいよいよ現実味を帯びてくる怖さがありますね。

 

最後になりますが、能登半島地震や羽田航空機事故などを見て、あらためて予想外のこと・ありえない(と思える)ことへの対応を常日頃からどれくらい考えているかが、まさにその瞬間に違いとなって表れるのだろうと感じました。そんなことを思いつつ、2024年の目標を立てました。個々の目標に通じるテーマを漢字一言で言えば「探」になると思います。皆さんは今年の目標は既に立てられましたか。それでは、また次回!

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