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2026年1月

  • 291号/2026年の10大予測(26日)

 2026126日/291号 2026年の10大予測

2026年もはや1ヶ月が経過しようとしています。3月期決算企業の第3四半期発表が今週から本格化します。厳しい寒さが続いていますが、体調管理に気をつけて乗り切ってください。

 

2026年初回のメルマガは、年明け1ヶ月がたってしまったけれど、その年の10大予想を扱います。まずはド定番であるユーラシア・グループはイアン・ブレマーさんの「10大リスク」から。

 

1.米国の政治革命

2.「電気国家」中国

3.トランプ版モンロー主義

4.包囲される欧州

5.ロシアの第2の戦線

6.米国式国家資本主義

7.中国のデフレ

8.ユーザーを食い尽くすAI

9.米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)のゾンビ化

10.水の武器化

 

米国関連が4つ、中国関連が2つとなっています。やはり米国から目が離せない、離すべきではありません。個人的には6.が、まさにそのとおりと思う。「中国の国家資本主義は権威主義であって汚職や無駄に満ちているが、産業の能力、技術的自立、国力といった長期的な目標に向け強固な制度を通じて機能している」としたうえ、<米国式>とはトランプさんの個人的で取引的なものになっているということ。20年前には中国が米国の経済モデルに収れん、統合されていくと想像していたのに皮肉なものです。結局のところ「米国の同盟関係や技術的優位性、そして制度的信頼性は、将来に向けて累積されることのない短期的成果のために弱体化していく」と警鐘を鳴らします。

 

詳細はこちらから。Top_Risks_2026_jpn.pdf

 

もう一つは今年初めて発表された日経BPの「10大徹底予測!2026」です。10個の予想は次のとおり。

1.    世界供給網は米・中・アジアに分断加速

2.     AI活用は雇用減より創出の突破口に

3.    ステーブルコイン、創造的破壊の主役

4.     バイブコーディングが広げるDX格差

5.     光電融合がAIユビキタス時代のカギ

6.     フィジカルAI、人口減日本の救世主に

7.     ブタの腎臓移植、「永遠の生命」へ一歩

8.      日本は四季から「二季」の国に

9.      第3の消費トレンド「メンパ」が来る

10.    日本人は日本人は「個室」にこもる

 

同社の日経ビジネスや日経テクノロジー等のレポート・予測が源です。予測は、13は経営・社会、47はテクノロジー、810は消費・トレンドに関するもの。10個を見た時、恥ずかしながら言葉として初めて聞いたのが、4の「バイブコーディング」と9の「メンパ」です。皆さんは何だかわかってます?

 

「バイブコーディング」とは、開発者がコードを書くことなく、自然言語でAIに指示を出すことでアプリケーションやシステムを構築する手法のこと。プログラミング言語使わないで、こんな感じにしたいというバイブ(Vibe/雰囲気、感覚)を伝えることでコードができてしまうそう。「メンパ」はメンタルパフォーマンスの略。コスパ、タイパに続く消費トレンドとして、メンタル削られないメンパがくるということ。

 

全体を通じては、2025年同様にAIが引き続いてトレンドのど真ん中のようです。私は、AIの専門的なことは何もわかっていませんが、6.フィジカルAIは人型ロボットや自動運転などで欠くことのできないものになるだろうと直感的に思いました。米大手運用会社キャピタルのギトリンCEOは、AIについて4つの段階が連続して進展していくとの予想。まず生成AI、エージェントAI、さらにロボティクスAIに広がり、そして、かなり先に量子コンピューティングAIへつながるとのこと。これからすれば、フィジカルAIの拡がりには少し待つ必要があるのかも。また、AI株式については、アマゾン株を引き合いに、普及初期の199799年で15倍になったが、992001年にかけて85%下落。しかしそこから今は400倍になっているとし、早い段階で手放してしまうと大きな損失を被ると説いています。これはIRとしては、長期的な視点で成長を伝えることの重要性をあらためて認識させてくれる言葉ですね。

 

最後に寝正月だったお正月に見た映画から一本。「バビロン」(米2022年、主演ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー)。19201950年代のハリウッド映画業界のお話。上映時間は「国宝」よりも長い189分なのでコンディションととのえて見ること薦めます。エログロな場面もあるので、繊細な方はご承知を。映画業界の移り変わりとそこでの栄枯盛衰を時にノスタルジックに、時に超リアルに描いた作品です。「ニュー・シネマ・パラダイス」が少年の目を通じて映画愛を描いているのだとすれば、「バビロン」は現場に携わる俳優やスタッフらの映画愛が伝わってきます。もっともっとヒットしてもおかしくないと思うのですが、公開時期がコロナと重なったことが本作品の不幸でした…今からでも遅くはありません。ぜひ一度、ご覧を。それでは、また次回!

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